「前向きになれ」の押しつけはウンザリ! そろそろ“有害なポジティブ思考”を捨てるとき

コロナ禍の不安やストレスから気分が落ち込んでいる人も多いだろう。そんなとき周りから「前向きになれば大丈夫」と言われたり、自分もそうなろうとして頑張ってしまうことがよくある。

だがネガティブな感情から目をそらしていては心は癒えない、それは「有害なポジティブ思考(toxic positivity)」だと心理学者は指摘する。

「大丈夫、きっとうまくいく」という気休め

新型コロナウイルスが猛威を振るい社会不安が蔓延するなか、私たちの周りには陳腐な気休めの言葉があふれている。

「大丈夫、きっとうまくいく」
「もっとひどいことになっていたかもしれないんだから」
「物事はいいほうに考えよう」

気休めを連発する人に悪気はないのだろうが、専門家は行きすぎた「ネガティブ思考お断り」の風潮に警鐘を鳴らす。

無理のあるポジティブ思考は役に立たないどころか有害だというのだ。