社会
山梨新報が写真盗用で謝罪会見
(山梨県)

 山梨新報を発行する山梨新報社は、他紙が撮影、紙面に掲載した事件の容疑者の顔写真を記者が盗用したとして謝罪会見を開いた。
写真の盗用があったとされるのは、甲府市の会社役員が襲撃された事件で、県警が逮捕した男2人を顔写真付きで報じた今年2月16日付の山梨新報の紙面。
 このうち1人の写真が、山梨日日新聞社が撮影し、掲載していた顔写真と極めてよく似ていたため、山梨新報社に調査を申し入れていた。
調査に対し、担当した34歳の男性記者は「被疑者宅の近所の男性にデータでもらった」と話し、盗用を否定したが、データをもらったとされる男性の存在が確認できず、
盗用の疑いが強いと判断、今月14日付けで、記者を編集部の内勤に異動させたという。
 当時、社長を務め、謝罪会見に出席した藤森洋取締役相談役は、今後、自身を含めて関係者の処分を検討すると述べた。
山梨新報社は、UTYテレビ山梨グループで県内で6万8000部を発行している。
[ 6/26 18:37 山梨放送]
http://www.news24.jp/nnn/news88813297.html