学校法人「森友学園」が25日、大阪市内で債権者に対し説明会を開き、民事再生法を申請した経緯などを説明し、謝罪した。
説明会には、籠池泰典・前理事長は出席せず、娘の籠池町浪理事長をはじめ、申立代理人の中井康之弁護士らが出席した。

会見した中井弁護士によると、説明会には30人ほどが参加。「森友学園」が開校する予定だった小学校の施工を担当し、
最大の債権者である藤原工業の藤原浩一社長が「なぜ、籠池泰典・前理事長がこの場に来ないのか」などと追及する場面があった。

町浪理事長は「前理事長には学園に関与しないように求めている。この場に出席するのも適当ではない」として理解を求めたという。
この日の説明会は報道陣には非公開で行われたが、出席者によると厳しい質問が相次いだものの、怒号が飛び交うことなどはなかったという。

ある出席者は藤原社長の様子を「生きるか死ぬかでっせ。でも怒りを凄く懸命に押さえてはりましたね」と証言。
町浪理事長についても「彼女にできる限りで、誠実に話をしていたとは思う。その意味で前理事長が辞めたのは正解だったと思う」と語った。

町浪理事長は終了後、多くの報道陣が待機していた正面入り口とは別の出入口から、同所を後にした。

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