酒・菓子原料の加工用米も混入?…イオン中国米

中国産米が混入したコメを国産米と偽り、流通大手イオングループの納入業者に卸していた米穀販売会社
「三瀧(みたき)商事」(三重県四日市市)が、酒や菓子の原料に使われる加工用米も混入させていた疑いのあることが2日わかった。
農林水産省は、加工用米の主食用への転用を禁じた食糧法に違反する可能性もあるとみて調査している。
同省などによると、三瀧商事は昨年12月〜今年9月、中国産米がまざったコメ計825トンを国産米として、
製パン大手フジパン(名古屋市)のグループ2社に販売。2社はこれらのコメで弁当やおにぎりを製造してイオングループに納入、
中部、北陸、関西地方など2府21県の「イオン」「ダイエー」などの店舗で販売されたことがわかっている。
その後の調査で、三瀧商事がフジパン側に販売したコメには中国産米だけでなく、
酒やみそ、菓子などに使われる加工用米が混入していた疑いのあることが新たに判明。
同省は混入された期間や量、他の取引先にも販売していなかったかなど調査を進めている。
(2013年10月2日20時06分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131002-OYT1T00686.htm