2024/9/26 09:20
https://www.sankei.com/article/20240926-7JQDTRP47JPM5MSZPYQFH5Q7FY/

ドイツの首都ベルリン市ミッテ区の公有地に韓国系市民団体が設置した従軍慰安婦の被害を象徴する慰安婦像について、区は設置を認めた期限が切れるのを前に24日、団体に私有地への移設を提案したが、団体は拒否した。区は25日、4週間以内の撤去を命じると発表した。

団体は戦時下の性暴力を伝える像として恒久的な設置を求めていた。19日に区議会で像を残すことを求める動議が賛成多数で採択されたが法的拘束力はなく、区長は公有地の明け渡しを求め、団体と代替策を協議すると表明していた。

区長は25日の声明で「像を恒久的に残す合法的な方法は私有地への移設しかない」と強調し「団体が妥協する姿勢を示さなかったことを遺憾に思う」と述べた。

像は韓国系市民団体「コリア協議会」が2020年9月に設置。区は直後に許可を撤回したが、団体が異議を申し立て、期限付きで設置された。