https://www.sankei.com/article/20230107-MFVNPYCHUFOOJIFOPBUCVNFUUQ/
ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は６日、「クリスマス停戦」の開始時刻としてロシアが一方的に設定した同日正午以降の３時間だけで、露軍が州内に１４回の砲撃を加えたほか、３回にわたり集落を襲撃したと明らかにした。一方、露国防省は同日、「露軍が停戦を順守しているにもかかわらず、ウクライナ軍が露陣地に砲撃を加えた」と主張。ロシアが一方的に提案した「停戦」は事実上、成立しなかった。
ロシアが設定した停戦期間は、両国に信徒が多い東方正教会のクリスマスイブとクリスマスに合わせた６日正午から８日午前０時までの計３６時間。ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは停戦を利用し、露軍の態勢再建を狙っている」とし、停戦には応じない意向を示していた。ロシア側も「停戦期間中であっても、ウクライナ軍から攻撃されれば反撃する」と警告していた。
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