https://www.sankei.com/article/20221012-FV543NAYAFMAVAFYHEUZUT26IE/
ロシアから欧州に原油を送る「ドルジバ・パイプライン」で油漏れが見つかったと、ポーランドのパイプライン運営会社が12日発表した。現時点で原因は不明だが、一部報道によると、事故の可能性が高いという。
欧州では、9月下旬にロシアからバルト海経由でドイツに天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」と「ノルドストリーム2」で発生したガス漏れを巡り、各国が破壊工作との見方を強めており、緊張が高まっている。
発表によると、漏洩(ろうえい)は11日にロシアからドイツに原油を輸送するパイプラインのルートで、ポーランド中部の都市から70キロの地点で見つかった。ロイター通信はポーランド政府高官の話として、漏洩が破壊工作によって引き起こされたとする根拠はないと報じた。