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赤色ソ連を連盟に誘致し、仏ソの軍事同盟を容認し、ソ連のスペインへの侵食を傍観し、
ソ支の苟合(こうごう:他人に気に入られようとすること。迎合。)を黙認してまで、
コミンテルンの活動を世界各地に瀰漫(びまん一面に広がり満ちること。はびこること。)せしめ、
赤化勢力を利用することに依り自己の現状維持を計り
その飽くなき野望を遂げんとする英國の何処に世界平和に対する真摯なる意図を見出し得よう

最近ヒットラー総統の喝破せる如く
「若し某々国家が空虚なる約束によって支那の対日抗戦を援助することなく
紛争に干渉していないならば既に現在平和を確立することが出来たであろう」 と。

某々国家とはいわずとも英國及びソ連を指摘せるものであって、英國が世界の平和東亞の安定を顧みざるのみならず、
自らこれを破壊し攪乱しつつあることはこれ等一環の事情を以てしても明かだ。

邪悪なる英國は自らの邪悪を以て世を害し人を損うばかりでなく、更に赤色の害毒を世界に撒布しつつあるものだ。
デモクラシーの堕落もここに至って極まれり焉というべきである。