ローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇を乗せた専用機は23日、タイから日本へ向かう途中、中華民国(台湾)が所管する「台北飛行情報区」（Taipei FIR）を通過した。フランシスコ教皇は「台北飛行情報区」を通過中、蔡英文総統と台湾住民に宛てて電報を発し、蔡総統も台湾の航空管制当局を通してこれに返信した。
教皇専用機は23日午後、外交部（日本の外務省に相当）の要請を受けた交通部（日本の国土交通省に類似）民用航空局の協力により、無事に「台北飛行情報区」を通過し、日本に到着した。
フランシスコ教皇は「台北飛行情報区」を通過中、「中華民国(台湾)の蔡英文総統閣下、日本訪問の空路で、台湾領空を通過するに当たり、閣下と貴国の国民に対し、心を込めてご挨拶申し上げます。台湾に豊かな平和と祝福が訪れるよう、台湾のすべての人々に対して祈りをささげます」という内容の電報を送った。
これに対して蔡総統は、台湾の航空管制当局を通して直ちに返信し、「わが国の国民と政府を代表し、フランシスコ教皇の専用機が順調にわが国の飛行情報区を飛行されることを歓迎します。教皇の心のこもったメッセージと祝福に感謝します。日本訪問が順調に行われ、わが国の国民に天主のご加護がありますようお祈り申し上げます」とのメッセージを伝えた。
・Pope Francis in Japan, sends messages to China, Taiwan, Hong Kong
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発信日: 2019/11/25 Taiwan Today
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