ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、去年の世界全体の販売台数がグループ全体で1083万台と、3年連続で過去最高になったと発表しました。
フォルクスワーゲンの11日の発表によりますと、アウディやポルシェなどを含めたグループの去年2018年の世界全体の販売台数は、前の年より0.9%多い1083万4000台と、3年連続で過去最高を記録しました。

地域別に見ますと、地元ドイツでは0.1%減少し、世界最大の自動車市場の中国では、米中の貿易摩擦などを背景に0.5%の増加にとどまったとしていますが、一方で南米とロシアでそれぞれ13.1%と19.8%、増加したということです。

フォルクスワーゲンの販売担当の責任者を務めるダールハイム氏は声明で、「世界的に政治情勢が不安定なことから、ことしは販売でも厳しさが予想されるが、課題に立ち向かう用意はできている」としています。

フォルクスワーゲンは、2016年に初めて世界全体の販売台数で首位に立って以来、2年連続でトップの座を守っています。

世界の自動車業界はフォルクスワーゲン、日産自動車のグループ、それにトヨタ自動車がしのぎを削っていて、今後、各社から発表される販売実績が注目されます。
NHKニュース
1月12日 4時11分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011775711000.html