・防衛強化

日本政府は、戦後史上最大の防衛費を想定した2019年度の国家予算案を承認した。予算額は初めて100兆円の大台を超え、101.5兆円となった。資金はとりわけ、アメリカのミサイル防衛システムであるイージス・アショア、ヘリコプター搭載護衛艦「いづも」の空母化、アメリカの戦闘機F-35の取得に費やされる計画だ。

日本の政権の発表によると、軍事費増大の理由のひとつは、中国の侵略行為があった場合の日本の対応力を高める必要性にあるという。また日本では、住民の反対が高まり、地元官僚の反対があるにも関わらず、アメリカ空軍基地の建設が進められている。
防衛を強化させているのは日本だけではない。中国もインドも他の多くの大国も記録的な軍事予算を採択しており、これでは今年の国際場裡の安定と平穏を心配しないわけにはいかない。しかしながら、軍事に最大の「投資」をしているのは依然としてアメリカであり、この国の軍事予算は世界全体の軍事費の1/3以上を占めている。(最も近いライバルである中国は13%程度でしかない。)2019年の米国防省の予算はロシア国防省予算の15倍である。

(いずも)
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