・国際協力の揺らぎに危機感=ドイツ首相

 【ベルリンAFP時事】ドイツのメルケル首相は31日、国民に向けた新年のメッセージを公表し、国際協力に対し世界でこれまで維持されてきた確信が揺らいでいると強い危機感を訴えた。ドイツは「強い信念に基づいて素早く立ち上がり、反論し、戦うべきだ」と強調。多国間協調を否定する動きに対し「より大きな責任を引き受けなければならない」と呼び掛けた。

 世界が直面する課題として、気候変動、移民、テロを挙げた。一国主義では解決できないと指摘しつつ「自らの国益のためには、他者の国益も考えて初めて最良の結果を得られる」と強調。これが「20世紀の二つの大戦の教訓だ」と主張した。一国主義の象徴としてトランプ米大統領の名指しは避けた。

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(メルケル首相)
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2018年12月31日12時21分 JIJI.COM
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