「今夜、涙が私の頬を流れました。1歳になったあなたを想い、歌を歌ってお祝いしました。私があなたにつけたルカという名前は義兄からなの。ルカの意味は『光の使者』という意味なんですって。代理出産母が抱える様々な問題に、あなたがまるで光をもたらして解決へと導いてくれるようで、なんてピッタリの名前なのと思いました。私の人生を変えてくれたルカ、ありがとう。私はあなたのためにこれからも闘い続けます。これからもずっとあなたを愛しているわ。ルカ、お誕生日おめでとう。」

血の繋がった自分の子供を妊娠していた時と同じく、ステファニーさんはルカを大切に思い妊娠期間中も過ごしてきたのだろう。代理とはいえ産んだ子供の状況を気にかけ、代理出産母の権利を主張し活動を続けるステファニーさんだが、世間からの風当たりは冷たい。

「実親からしてみれば、子宮を借りて妊娠してもらっただけでしょ? 産まれた子供のことを知る権利などこの人にないのでは?」
「健康のリスクがあるってわかった時点で、実親は中絶を要求するのは無理もないよ。だって米国での医療費はすごく高いんだから。」
「産んでからのことは実親に子育てがかかってくるんだから、実親の要求を拒否して出産するなんてものすごく身勝手だと思う。」
「こういうことをメディアで話すこと自体、契約違反じゃないの!?」
「自分の子供じゃないんだから、関わりなくて当然でしょ!」
「なんかこの人すごく自分勝手に思える。本当に子供が障害を抱えて産まれたとしたら、今頃実親は大変な思いをしているだろうね。」
「出産時に子供を奪われたのは、あなたの仕事が終わったからでしょ!!」
「この女性、何がしたいの?」

一方で、「でもこれってステファニーさんからの一方的な話よね。本当は胎児にリスクがあるとわかった時点で、実親は彼女ときちんと話をしているのではないかな。代理出産費用というお金のこともあるだろうし」などといった声もあがったが、やはりほとんどは「代理出産母は子宮を貸しているだけに過ぎない」という意見が多かった。

なお、ステファニーさんはこの男児を出産するにあたって経験した苦悩を本にしているが、米メディアの取材には「苦しみはまだ癒えず、闘いも終わっていない」と涙ながらに話している。

・'SO MUCH HEARTACHE' Surrogate mum who refused to abort baby over birth defect despite parents’ demands reveals they seized him after birth
https://www.thesun.co.uk/news/8045521/surrogate-mum-abort-baby-parents-birth-defects/