・便サンプルの提供希望者が殺到、公募を中止 仏パリの病院

【11月24日 AFP】フランス・パリの病院が23日、腸疾患研究のため便サンプルの提供を公募していたが、報酬の50ユーロ(約6400円)を目当てに提供希望者が殺到したため、公募を中止すると発表した。

 当初は病院や医科大学にポスターを掲示し、提供者を募っていた。しかし、この研究を率いるサン・アントワーヌ病院(Saint Antoine Hospital)胃腸科専門医のハリー・ソコール(Harry Sokol)教授はAFPに、「誰かがポスターの写真を撮り、インターネットやソーシャルメディアで急速に拡散した。メッセージが変えられ、『あなたの大便をくれれば50ユーロあげます』という意味に人々は受け取った」と述べた。

 提供希望者向けの電話のホットラインとメールにはすぐに応募が殺到。「電話回線を切断しても病院の交換台に電話をかけてくる人や、中には直接病院に来る人までいた。今も続いている」とソコール氏は言う。

 腸炎治療の研究のための便サンプルは厳しく選出され、血液と便の一連の検査や、提供者の病歴に関する広範な面談が実施される。

 現在、世界中の医師が便移植の研究を行っている。さまざまな慢性消化器疾患の治療を目的としたもので、健康な人の腸内細菌を患者の大腸に注入し、正常な腸内細菌バランスの回復を助けるのが狙い。(c)AFP

・WON’T GET STOOLED AGAIN Hospital pays visitors £44 every time they take a poo… now they’re clogged up with volunteers
https://www.thesun.co.uk/news/7804114/hospital-pays-visitors-poo-volunteers/

(病院)
https://www.thesun.co.uk/wp-content/uploads/2018/11/NINTCHDBPICT000451236014.jpg
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/0/320x280/img_f036c82b526ac5d96725f601ab74f146147406.jpg

2018年11月24日 10:11 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3198977?act=all