・サウジ記者遺体、酸で溶かし処分か=「トルコ当局が証拠」と米紙

【11月2日 時事通信社】トルコでサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、米紙ワシントン・ポストは1日までに、トルコ当局はカショギ氏の遺体が酸で溶かされ、処分された可能性を捜査していると伝えた。トルコ政府はサウジ側に遺体の遺棄場所を明かすよう繰り返し要請。殺害されたサウジ総領事館やイスタンブール近郊の森などを捜索したが、依然として遺体は見つかっていない。

 同紙によると、トルコ当局は総領事館の庭で「生物学的な証拠」を発見。殺害場所の近くで、遺体が処理されたことを示しているという。同紙の取材に応じたトルコ高官は「遺体は埋める必要がなかった」と語った。

 サウジ側はカショギ氏の遺体を敷物で包み、車で運び出して「現地の協力者」に渡したなどと主張している。ただ、トルコ高官は協力者は実在しないとの見方を強めているという。(c)時事通信社

【11月2日 AFP】トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館内でジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏(59)が殺害された事件で、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)はトルコ政府関係者の話として、カショギ氏の遺体が酸で溶かされた可能性について当局が捜査を進めていると報じた。

 これに先立ちトルコ検察は10月31日、カショギ氏は総領事館に入った直後に絞殺され、遺体は切断された後に処理されたと発表。しかし方法について検察は明言を避け、カショギ氏の遺体の場所も謎のままだ。

 しかし検察の発表後、トルコ政府関係者が匿名でワシントン・ポストの取材に応じ、カショギ氏の遺体は総領事館か近くの総領事公邸で酸を使って溶かされたとの見立てで捜査が進められていると明らかにした。

 この政府関係者によると、殺害場所近くで遺体が処理された可能性を示す「生物学的根拠」が総領事館の庭で見つかったという。また同関係者は「カショギ氏の遺体は埋葬の必要がなかった」とも述べているという。(c)AFP

・Jamal Khashoggi's body was 'dissolved', says Erdoğan adviser
https://www.theguardian.com/world/2018/nov/02/jamal-khashoggi-body-dissolved-acid-erdogan-adviser

(サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏)
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2018年11月2日 18:16 http://www.afpbb.com/articles/-/3195888?act=all
2018年11月2日 17:08 http://www.afpbb.com/articles/-/3195818?act=all