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【カンボジア】野党不在の総選挙でより強固な政権基盤を築いたフン・セン政権 民主主義はどこへ【オピニオン】
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0001SQNY ★垢版2018/10/28(日) 00:36:11.46ID:CAP_USER
・野党不在の総選挙でより強固な政権基盤を築いたフン・セン政権 カンボジアの民主主義はどこへ

最大野党が解党させられたり、政府に批判的な報道を行ってきた主要新聞やラジオ局が閉鎖に追い込まれたりと、民主主義や基本的人権が危機にさらされているカンボジア。今年、総選挙が行われ、野党不在の中、フン・セン政権はより強固な政権基盤を築くことに成功しました。果たしてこの状況を民主主義ということができるのか。

https://youtu.be/zXe7M6K_bwY

※中略

■野党なき総選挙で議席すべてが政権側へ 約60万票の無効票が示した民意

堀)
カンボジアが今、大変心配な状況になっています。独裁化です。30年前まで、カンボジアには独裁的なポル・ポト政権があり、虐殺もありました。しかし、民主化を進めていこうということで、日本をはじめ民主主義各国が「選挙手伝うよ、お金が必要だよね。一緒になって民主主義について育てていこうじゃないか」という歩みを30年続けてきました。日本からは文民警察官の方が派遣されて犠牲になるなど、辛い過去を持ちながらも向き合ってきました。ところが最近、30年政権の座に君臨しているフン・センさんが、「我々はもう欧米の支援はいらない。中国の支援があれば十分だ」と高らかに宣言して、敵対する野党を解党したり、民主化の狼煙を上げ発信を続けてきたメディアを解体したり、市民を逮捕したり、ジャーナリストさえ逮捕しています。政権の関与が疑われるような暗殺という事案も発生しました。そうした中、今夜は、このカンボジアの変貌を10年以上現場で追い続けているフォトジャーナリスト・高橋智史さんをゲストにお迎えしました。よろしくお願いします。

高橋)
よろしくお願いします。

堀)
カンボジアでは、つい先日選挙が行われましたよね。その選挙は、野党なき選挙だったということですが、今カンボジアでは何が起きているんですか?

高橋)
7月29日に5年ぶりの選挙が行われました。最大の野党であった変革の願いを掲げていた「カンボジア救国党」という存在がいましたが、その救国党は解党に追い込まれ、党首が投獄され、さらに異を唱えるメディアも閉鎖に追い込まれ、立ち上がる人々の意思は恐怖の弾圧下で駆逐され、断交された民意は政党に反映されていないような状況でした。その結果、125議席の全てを、フン・セン首相率いる「カンボジア人民党」が掌握してしまったという形です。

堀)
高橋さんが取材を続けてきた写真を今日はシェアしていただけるということで、見ながら話を進めていきましょう。まず1枚目は、つい先日の総選挙のものですね。この人差し指を高く掲げている男性は?

高橋)
これが、33年間の権威主義的な体勢を維持する、カンボジアのトップに君臨するフン・セン首相です。

堀)
野党が勢力を強めている最中の総選挙だったんですよね。

高橋)

はい。2013年の総選挙でも大きな躍進を果たし、まさに「変革なるか?」という願いを抱えた中、昨年地方選挙がありました。その地方選挙で「カンボジア救国党」が躍進を果たしたことが、フン・セン首相に脅威を与えたのではないかと考えます。

堀)
フン・セン首相は、なぜ人差し指を掲げているのでしょうか?

高橋)
10日間ぐらいは消えないと言われている、投票したことを示すインクを指につけています。「私は投票済ませました」ということを表明している瞬間になります。

堀)
逆に言うと、投票を棄権しようものなら、「指に赤いインクがついていないということは、選挙を棄権しただろう」という印になって、それも弾圧の対象になるということですか?

高橋)
投票しないということは、例えば、解党に追い込まれてしまった「カンボジア救国党」を支持するということに繋がる可能性もありますので、人々にとってはとても大きなプレッシャーを感じる選挙だったのではないかなと思います。投票に行かないというのは、職を失ったり、村から追い出されたり、嫌がらせを受けたり、弾圧を受けたり、様々な負の要因へと繋がっていく可能性があります。

※続きはリンク先へ

2018年10月25日 gardenjournalism
https://gardenjournalism.com/feature/cambodia-2/
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