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2018/09/03(月) 16:53:25.40ID:CAP_USER【9月3日 AFP】欧州では1916年以来、年に2回、夏と冬に時計の針を進めたり戻したりすることが恒例となってきた。これは元々、省エネ政策として考案されたものだった。しかしここ数年、多くの国々がサマータイム(夏時間)を廃止。欧州連合(EU)も近々、欧州議会(European Parliament)で加盟諸国に対してサマータイムの廃止を提案することを明らかにしている。
サマータイムを1784年に思い付いたのは、米政治家ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)だったと今日では考えられている。フランクリンは、当時のフランスの日刊紙ジュルナル・ド・パリ(Journal de Paris)に、ろうそくを節約するため1日の始まりを1時間遅らせたらどうかと同国民に呼び掛ける風刺に満ちたエッセーを寄稿した。
夏に時計を1時間早め、冬に戻すという制度を1916年に採用したのは、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国で、第1次世界大戦(World War I)中に電力を節約するためだった。同年には、大英帝国とフランスもそれに倣った。
サマータイム制の裏にあった主な目的は、活動時間を太陽が出ている時間に合わせることによって照明の使用を減らすことにあった。
欧州の多くの国々や米国では、第1次世界大戦後から第2次世界大戦(World War II)前までは農業関係者からの圧力によって中止されていたが、1970年代のオイルショックをきっかけに再び導入されるようになった。
1998年からは、サマータイムの開始日(3月の最終日曜日)とウインタータイムの開始日(10月の最終日曜日)がEU域内で統一されている。
年2回の時間変更は、カナダや米国(一部の州を除く)、メキシコ、ヨルダン、ニュージーランド、レバノン、イスラエル、キューバなどで行われている一方、モロッコを除くアフリカ諸国やアジアの多くの国々では行われていない。
■悪影響受けやすいのは子どもと高齢者、屋外作業者
サマータイムに反対する動きは、世界各地で起きている。時間を変更することによるマイナス効果が強調され、テクノロジーが進歩した今、こうした節電対策は的外れだとする批判もある。
反対派は、時間の変更によって体内時計が狂い、健康に悪影響が出ると主張。とりわけ子どもや高齢者は影響を受けやすく、また屋外で作業する人は最も大きなダメージを受けるとしている。農業関係者からは、時間変更が家畜に悪影響を及ぼしているとの声も上がっている。
環境も、考慮すべき要因の一つだ。夏季には日照時間が増え、それに合わせて交通量も増えるため、大気汚染が深刻化する。
■各国で試行錯誤
第2次大戦後、米国の占領下にあった日本では1948年にサマータイムが導入されたが、主権を回復した1952年に廃止された。
中国でも1986年に季節的な時間変更が提案されたが、試験的導入でも結論には至らず、1991年に同一時間を採用することが改めて決定された。
ロシアでは、1917年に初めて導入されたが、その後は新たな試みやそれに対する反対運動が繰り返され、2014年に通年ウインタータイムを導入することで最終的に落ち着いた。
ベラルーシやアイスランド、アルゼンチンではすでに廃止されている。チリでも2015年に廃止されたが、翌年には復活した。サマータイムをめぐっては、今でも世界は意見が割れている。(c)AFP/Camille CAMDESSUS
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・Time for EU states to rethink daylight saving
Citizens have spoken on
https://www.ft.com/content/c98ca0fa-ad08-11e8-89a1-e5de165fa619
2018年9月3日 16:35 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3188263?act=all