南クリル諸島(北方四島)のイトゥルップ島(択捉島)へのビザなし訪問に参加した元島民の男性が、
帰路の船内で死亡しているのが9日、発見された。共同通信が伝えた。

死亡したのは伊藤晶さん(78)。交流船「えとぴりか」の浴室で倒れているのが見つかり、
医師が死亡を確認した。

この6日に始まったビザなし訪問には40人が参加していた。

日本とロシアの南クリル諸島との間のビザなし交流は双方の民族の相互理解の改善および
平和条約締結問題の解決をめざして、1992年から政府間合意を基に開始された。

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