セクハラや性暴力を告発する動きが世界に広がる中、
南米のチリでは教育現場でセクハラや性暴力が横行しているとして数千人の学生が抗議のデモを行いました。

チリでは大学でセクハラが横行していることや被害を訴えても大学側の対応が遅いことなどに学生の反発が強まっていて、
首都サンティアゴでは16日、数千人の学生が参加して抗議のデモが行われました。

学生たちは「嫌なものは嫌だ」とシュプレヒコールをあげたり、
「性差別的な教育に反対する」などと書かれた横断幕を掲げながら行進しました。

デモに参加した女性たちは「若いころから女性は男性と同じ権利がなく評価も低い。
それがのちの大学教育にも反映されている」とか
「女性であるというだけで、軽く扱われたり、チャンスが少なくなったりすることはあってはならない」などと話していました。

デモの主催者は、大学や高校などの教育現場で女性を軽んじた発言やセクハラが頻発し、
被害を訴えても学校側の対応が不十分なケースが多いとして、
セクハラ被害への対応のしかたについて基準を設けるよう教育機関に求めています。

関連ソース画像
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/K10011441791_1805171542_1805171544_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/k10011441791000.html