4月8日 19時18分
カンボジアを訪問している河野外務大臣は、25年前に国連の活動中に亡くなった2人の日本人の慰霊碑を訪れ、カンボジアの民主化に貢献した2人を追悼しました。
カンボジアを訪問している河野外務大臣は8日午後、25年前に国連ボランティアの活動中に命を落とした中田厚仁さんの慰霊碑を訪れました。
中田さんは、内戦後初めて行われたカンボジアの総選挙を監視する活動中に銃撃され、25歳で亡くなり、8日は中田さんの命日に当たります。
河野大臣は慰霊碑に花を手向けたあと、静かに手を合わせていました。

続いて、河野大臣は文民警察官として派遣され、中田さんが亡くなった翌月に武装グループに襲われ33歳で亡くなった高田晴行警視の慰霊碑を訪れ追悼しました。

カンボジアの和平や民主化には日本が25年以上協力を続けていますが、ことし7月の総選挙が公正に行われるかどうか、懸念が広がっています。

河野大臣は記者団に対し、「日本とカンボジアは大変いい関係ができている。犠牲になった人たちの努力を無にしないために両国の関係がさらに強固になるよう努力していきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180408/k10011395211000.html