【2月20日 AFP】
超高速輸送システム「ハイパーループ(Hyperloop)」の開発を進めるヴァージン・ハイパーループ・ワン(Virgin Hyperloop One)は、
インド西部のムンバイ(Mumbai)とプネ(Pune)をハイパーループで結ぶ計画を明らかにした。
実現すれば移動時間を現在の3時間から約25分に短縮できるという。

 同社を支援している英大富豪のリチャード・ブランソン(Richard Branson)氏は18日、
同社と両都市があるマハラシュトラ(Maharashtra)州の政府が、
ハイパーループの第1フェーズの建設について暫定的な合意文書に署名したことを明らかにした。

 同氏は声明の中で「ヴァージン・ハイパーループ・ワンは、
20世紀に鉄道が与えたようなインパクトをインドにもたらす可能性があると信じている」と強調している。

 最終的な合意から2〜3年以内に試験トラックを建設し、実際の運行までにはさらに5〜7年かかる見通しという。
計画ではムンバイ第2の空港があるナビムンバイ(Navi Mumbai)とプネの約150キロを結ぶ予定で、
年間1億5000万人が利用できると見込んでいる。

 ブランソン氏が創業した英ヴァージン(Virgin)グループと米新興企業ハイパーループ・ワン(Hyperloop One)は昨年10月に提携した。(c)AFP

画像:超高速交通システム「ハイパーループ」のポッド(車両)の試作機。
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AFP
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