2018.2.14 22:47

(写真)
ヘンリック殿下=2017年6月(AP)

 ヘンリック殿下(デンマーク王室の女王マルグレーテ2世の夫)13日、首都コペンハーゲン郊外のフレデンスボー城で死去、83歳。
肺の疾患のため1月末に入院したが、「最期の時」を家族と過ごすため同日退院していた。王室が14日発表した。王室は1カ月間、喪に服すという。

 34年、フランス南西部タランス生まれ。フランスの外交官として英国に赴任中、英国に留学中だった現女王と出会い67年に結婚した。夫妻はフレデリック皇太子ら2人の子をもうけた。

 16年に公務から引退。17年9月に認知症と診断された。女王と対等に扱われていないことへの不満から、
同年8月には「死後、妻の隣に埋葬しないでほしい」と発言し物議を醸した。AP通信によると、その意向は尊重されるという。(共同)

http://www.sankei.com/life/news/180214/lif1802140050-n1.html