タイ北部、狂犬病拡大を恐れ住民がペットを殺処分

タイ最北端のチェンライ県からの報道によれば、国境近くのバンチャローで狂犬病が拡大する恐れがあったことから住民らがペットを殺処分のため当局に差し出したという。

 同地区では最近になって犬8匹が狂犬病に感染していることが確認された。このため、ペットの感染の有無を確認すべく住民負担で檻やフェンスを設け6カ月間観察することが必要となったものの、多くの住民が費用を負担できないとして飼っていた犬や猫100匹あまりを保健当局に引き渡したとのことだ。

 同地区では、教師の飼っていた犬が狂犬病に感染。この犬がほかの犬7匹に噛みついて計8匹が感染することになった。

 狂犬病は犬だけでなく猫やコウモリにも感染する。感染した動物に噛まれたりすることで人も感染し、発病すればほぼ100%死亡する。

バンコク週報
https://www.bangkokshuho.com/single-post/2018/02/02/thaisociety1