パレスチナ自治政府のアッバス議長が率いるファタハと、パレスチナ自治区ガザを実効支配している
イスラム原理主義組織ハマスは12日、和解に関する合意に署名した。
仲介役を務めるエジプト政府の声明によると、自治政府側が「12月1日までにガザの運営の全責任を引き受ける」ことで合意したという。

 両組織はエジプトの首都カイロで10日から和解協議を実施。ハマス政治部門ナンバー2のサレフ・アルリ氏は、
12日の記者会見で、「(ハマス最高指導者)ハニヤ氏や他の指導者はこの和解を支持している」と述べた。

 ハマスは9月、ガザの統治権を自治政府側に移譲することなどを発表。
今月2日には、自治政府のハムダラ首相らがガザを訪問した。AFP通信によれば、今回の合意を受け、アッバス議長も1カ月以内にガザを訪問する予定だという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101300002&;g=int