2017年8月21日、中国メディアの海外網は、カナダ東部のオンタリオ州で「南京大虐殺記念日」を制定する動きがあることについて、
日本がそれを阻止しようとしているが、徒労に終わる可能性が高いと伝えている。

日本メディアによると、9月からのオンタリオ州議会で旧日本軍が南京を占領した12月13日を「南京大虐殺記念日」と定める法案を審議する可能性があることを受け、
自民党の複数の有志議員が6月16日付で、同州議会に対し、「関係国間で好ましくない論争を引き起こし、
日本人や日系カナダ人への風当たりが強くなり、政治的な緊張が生じる」などと懸念を伝える意見書を送付したという。

中国メディアの参考消息網が日本メディアの報道を引用して伝えたところによると、法案提出議員による
昨年12月8日の趣旨説明の際は賛成意見が相次いだという。韓国系議員も「日本軍は約30万人の中国人を冷酷に虐殺し、
中国人女性と子供2万人以上をレイプした」「人類史上、最も大規模で非人道的虐殺の一つだった」などと賛意を表明。
これに対し、現地の日系文化会館が中心になって記念日制定に反対する署名活動を始めたが、同州は中国系人口が集中しており、成立する可能性が高いという。

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