数敵の液体を内包した核ミサイル
地上で炸裂すれば地球の外殻全てが吹き飛ぶ
首都、東京に向けて真っ逆さまに落ちると思いきや、空中で持ち直し、西側へと向かって行く
地面を埋め尽くすほどの量の迎撃ミサイルの発射台
勢いよく飛んで行く迎撃ミサイル
それらすべてをひらりひらりと躱す巨大な核ミサイル
戦闘機から撃ちこまれるミサイルも全て躱しきる
軌道のそれたミサイルを迎撃するミサイル。地上へと降り注ぐ無力化された鉄の塊
暫く中国大陸をひらひらした後西ヨーロッパに行き、ロシア方面へと足を延ばした
撃ち落される寸前のところでうまく全弾躱す
地上へとふりそそぐ迎撃に失敗した膨大なミサイル
自由戦争主義大日本帝国党の幹部らはどこに落とすかという話で持ち切りだった
「一秒に六回フェイント入れろ!!!!」
管制室は汗でだらだらのオペレーターたちが無表情でパソコンを操作していた
党の幹部らは各国大統領と電話会談や世界地図と睨めっこすることに追われていた
グルジア産の100年物のワインをラッパ飲みで回し飲みする大統領とナンバー2
べろべろに酔っぱらったエプリェイジェントは大声で命令する
「アンドロメダ星雲にぶち込むのじゃ〜!!!!」
「「「「Roger!!!!」」」」
数年後、夜空から見える星がごっそり減ったのは世界中の人間が知ることになる