兎に角俺に足りないのは経験だと思っていた
2pacさんは自分の体験を曲にして売れた
俺も何かしないと…
取りあえず女とやってそれを曲にしようと思った
それがbillyだ。
後で摑まることになるとは思わなかったんだ
それと、こないだの黒人には本当に頭に来ていたし、だからわざと93を作った
そしたらまた来てニガ料を払えとせびった来た
俺は仕方なく100ドル札を10枚ほど手渡したんだ
「こないだと比べるとずいぶん安いな。売れてるんじゃないのか?」
「ちょっと持ち合わせがね…」
こいつにはあんまり上げたくなかったんだ
「まぁ良い。それと、大事な事を伝えに来たんだ」
「なんだい?」
「曲を早く作ってくれないか?」
黒人は訥々と喋りだした
「僕は君のバックダンサーなんだけど、僕の住んでる所は凄く貧しくて、早く仕事が欲しいんだ
君は一曲作るのにどれだけかかるんだい?こっちは生活があるんだ。家族を食わしてやらなきゃいけない
PVを作ってもいいレベルの曲を兎に角短期間でたくさん作って欲しいんだ。このご時世、CDはあまり売れなくて、だから人気のあるアーティストはとても貴重なんだよTekashi」