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あの頃、みんなレインが好きだった——SF作家・千葉集と紐解く、『serial experiments lain』と現代社会 [朝一から閉店までφ★]

2025/04/18(金) 00:35:44.06ID:KBlaFN3i
2025.04.16 19:00

文=千葉集




フェムセルのアイコンになった玲音

「プレゼントデイ■
   プレゼントタイム■」

 27年が経った今でも、アニメ版『serial experiments lain』(以下、『lain』)を再生すれば、こんな哄笑から始まる。〈むかしむかし(Onece apon a time)〉のお話ではなく〈現在の〜(Present)〉、今この時代の寓話なのだと宣言される。

 かつて、シリーズの脚本を担当した小中千昭は、第1話の脚本のト書きにこう記した。

「ここは現実の現代が、少しだけ歪んだ世界。しかしこれは、現実の現代と遊離したものではない」(※1)

 その「少しだけ歪んだ世界」は、あの頃よりずっとリアルに迫りつつある。

 日本のインターネットの世帯普及率が7%ほどにすぎなかった1998年に、『lain』はネットで覆われつくした社会を描いた。
その社会に生きる人々のことも。英文学者のスティーブン・ホームズは、2023年にこんな指摘をしている。「実際、今日の人々はアニメ放映当時よりも岩倉玲音の心理的な軌跡に近づいてきている」(※2)。

 そうだろう。アメリカ人がインターネットで過ごす時間は、2000年時点では1日あたり1時間20分程度にすぎなかった。それが今では1日あたり6時間から7時間にも達している。パンデミック下のローティーンは1日8時間弱もネットにアクセスしたというデータもある(※3)。

 ネット中毒者にかぎらずとも、人々の人生はインターネットになりつつある。

 コロナ禍以降で加速したインターネット利用は、デマの流通量と青少年のメンタルヘルスを確実に悪化させ、1998年のアニメを2025年の現実との境目をかぎりなく薄くした。

 興味深いのは、2021年ごろから『lain』の主人公である岩倉玲音が、インターネット上で、「フェムセル」という“女性版インセル”(異性との関わりを望んでいるのにその機会を持てない人々)のアイコンになっていることだ。(※4)

https://realsound.jp/tech/2025/04/post-1989618.html
続き
2025/04/18(金) 15:45:49.31ID:gjcVugej
本当に日本より海外のほうが評価高いな

まだ小中兄弟がプロの監督になってなくて
関東を中心に名前の知られる自主制作映画監督だった時代に
彼のフィルムを見たくて新宿での無料上映会に行ったんだけど
そこで一緒にかけられたアニメーションがとんでもなくて度胆を抜かれた
ただ線画だけで走るクルマが壊れていくだけのやつで
「じょうぶなタイヤ」ってタイトルだった

それが庵野のフィルムだと知ったのは10年ほど経って
エヴァがヒットしたあとだった
2025/04/19(土) 00:57:01.69ID:hVv1/DKs
そんなにヒットしてないやろ
2025/04/19(土) 21:38:54.74ID:0iDVIAlV
boa
2025/04/21(月) 02:41:30.34ID:akdX99C9
オナニーシーンしか覚えてないわ
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