読売新聞 日曜版 2009年12月6日 不屈のひみつ タレント栗田貫一
(前略)現在は声優としても活躍するが、そのきっかけとなったのも、「ルパンV世」
のものまねだった。当時、ルパンの声をあてていた山田康雄(故人)が体調を崩した
ため、レパートリーにルパンを持つ栗田に声がかかったのだ。そこで自分の色を出そ
うとは思わなかった。「見ている人にとって、ルパンの声は山田さんが作った声。
そのまねなら、僕の出番だから」。今でも録音が近づくと、家の中でずっとテレビ版
のルパンを流し、山田の声を耳に入れている。