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2021年10月放送開始予定のアニメ『月とライカと吸血鬼(ノスフェラトゥ)』の本PVが公開された。メインキャストのコメントも到着した。また、9月4日には、オンライン先行上映会も開催される。
『月とライカと吸血鬼』は、牧野圭祐の同名原作小説のアニメ化作品。
世界大戦の終結後、東のツィルニトラ共和国連邦と西のアーナック連合王国は熾烈な宇宙開発競争を繰り広げる。共和国連邦は極秘計画「ノスフェラトゥ計画」を発動、吸血鬼の少女イリナ・ルミネスクを宇宙へ飛ばそうとしていた。
本PVでは、よりストーリーに踏み込んだ内容が明かされ、吸血鬼による実験飛行計画を託された吸血姫の少女・イリナ(声・林原めぐみ)とイリナの監視役・レフ(声・内山昂輝)のそれぞれの想いが語られるなど、苦難を乗り越えながら共に宇宙を目指すドラマチックな展開を期待させる映像となっている。
また本PVではレフの他、イリナの医学データの管理を担当する研究員・アーニャ(声・木野日菜)、宇宙飛行士候補生の最有力・ミハイル(声・日野聡)、唯一の女性宇宙飛行士候補生・ローザ(声・小松未可子)など、主要登場人物たちのキャラクターボイスも初公開されている。
吸血鬼の少女と人間の青年が種族の壁を越え、共に宇宙を目指す感動のストーリーと、二人を取り巻く人間ドラマに期待が広がる。
メインキャストのコメントも到着。イリナ役の林原めぐみは「夢と希望にあふれた宇宙開発の裏にある人間の醜さ、愚かさにも注目です。人種、種族。それは吸血鬼という姿形をかりて、色濃く、今のこの世界にメッセージを投じているように思います」と語っている。
また『月とライカと吸血姫』のオンライン先行上映会が開催決定。
本放送に先駆けて第1話と第2話が上映される。本編上映後はイリナ役・林原めぐみ、レフ役・内山昂輝、アーニャ役・木野日菜、そして横山彰利監督によるアフタートークで本作の魅力をより深堀りする予定だ。
チケット価格1500円(税込)の有料公開となる。
イリナ・ルミネスク
吸血鬼の少女。人々に「呪われし種族」として扱われ、人間を毛嫌いしている。ある理由から月へ行く強い意志を持ち、宇宙飛行士を目指す。
cv.林原めぐみ
一見、ファンタジー要素満載のように見えるこのお話。夢と希望にあふれた宇宙開発の裏にある人間の醜さ、愚かさにも注目です。人種、種族。それは吸血鬼という姿形をかりて、色濃く、今のこの世界にメッセージを投じているように思います。
このコロナ禍……。世界共通の痛みと悩みを抱えながらも、やはりあちこちで、生まれている差別。イリナになった私から見えた人間の愚かさ、そして優しさ。
あなたは何を見てくれるでしょう。
レフ・レプス
空軍中尉。子供の頃から空を飛ぶことに憧れを抱き、宇宙飛行士候補生に志願した。正義感が強く、理不尽なことにはつい反発してしまう性格。
cv.内山昂輝
ぼくが演じるレフ・レプスは幼い頃から空に憧れ、現在は宇宙飛行士を目指している青年で、ある日吸血鬼の少女イリナ・ルミネスクをパイロットとして訓練するよう命じられます。
この作品は架空の国を舞台としたフィクションですが、現実の宇宙開発の歴史を踏まえて観ても面白いと思います。そして、人間と吸血鬼という種族の異なる二人が宇宙を目指してどうやって協力していくのか、国家の事情に個人がどうやって立ち向かっていくのかなど、レフたちの奮闘にご注目ください。
アーニャ・シモニャン
生体医学研究所所属の研究員。吸血鬼の生態研究を専門としており、イリナの医学的データのチェックを担当する。そのため、イリナを恐れず、友好的に接する。
cv.木野日菜
初めて作品を読んだ時、夢中になって読んだのを覚えています。
実際は電車の中なのに頭の中で宇宙や空気感が広がるような感覚になり、涙が溢れていました。
その素敵な作品が映像となって、そして、アーニャとして関われることをとても光栄に思います。
ずっしりとした世界観の中に、底抜けに明るいアーニャが居ることで、少し心が休まるように意識して演じました。
どうやって心が動き合うのか、影響し合うのか、映像美と共にお楽しみください……!
(C)牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会
PV
https://youtu.be/2j-l9SzQdCU
【関連画像】『月とライカと吸血鬼』本PVのカットやキャラクター・キャストを見る(画像28点)
https://animageplus.jp/articles/gallery/38842/1