アニメは小熊の境遇を最初にちゃんと描かなかったのが失敗
何も無い、ないないの女の子がカブと出会った事で感情を取り戻すってのが序盤で描かなければいけない事
父親と死別し高校入学した頃に母親に捨てられ団地で一人暮らしする程度の蓄えはあるけどそれだけでは足りず奨学金で高校に通う。
ちなみに高校や自治体とも話し合って今の生活を続けている
思春期の少女が自分には何も無いって思うまでに心を病む理由としてはお釣りが来るぐらいの説明をアニメでは殆どしてない。

そんな不幸な少女がカブと出会って人間的な感情を取り戻し明るくなって行くのなら多少の素行不良は暖かく見守ろうってのが人情ってもんだ
この説明は視聴者と物語の倫理観のボーダーラインを共有する為に絶対必要だった
視聴者に保護者的な感情を持たせられなかった時点で失敗なんだよ

ちなみにここを押さえてると修学旅行の二人乗りに対する処分が甘いってのも納得が行くんだよな