東京新聞2021年5月25日 07時17分
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 街を盛り上げようと東葛地域で活動する市民団体「できる街プロジェクト」(楠本慶彦プロデューサー)は、松戸のご当地アニメ「超普通都市マツド伝説」の制作を発表した。物語の主人公「柱谷(はしらや)キリ」役の声優一人を募集している。選ばれた声優は主題歌も担当する。 (牧田幸夫)
 
 柏を舞台にした前作の「超普通都市カシワ伝説」が昨夏、制作開始から六年目で念願の地上波進出を果たし完結。新シリーズとして、舞台を松戸に移す。

 女子中学生たちが手賀沼由来の不思議な生きもの「テガちゃん」と絡みながら、名所やイベント会場で「ゆる?いドラマ」を繰り広げる。主人公の設定は、十四歳でラーメン店の長女。名前の柱谷キリは松戸の地名である「八柱」と「矢切」にちなんだ。

 楠本プロデューサーによると、松戸市の市民活動助成制度を活用し、助成金十万円で八月に公開オーディションを開催。主題歌の制作費などはクラウドファンディングで募る。来年一月のアニメ第一話公開を目指す。カシワ伝説同様、動画配信などを経てゆくゆくはテレビ放映を実現させたいという。

 応募期間は今月三十一日まで。女性で松戸に縁があることが条件。年齢やプロ、アマは問わない。テガちゃんを演じる声優の秋山結可莉さんは「松戸への愛を存分に語って熱意を伝えてください。楽しい現場です」と応募を呼び掛けている。

 募集要項はサイト(「超普通シリーズ 声優オーディション」で検索)に掲載されている。

 柱谷キリのキャラクター(「超普通シリーズ」のサイトより)
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