新型コロナウイルスの流行がまだ落ち着きを見せない中ではあるが、ゲーム・ネット関連企業の3〜5月決算発表が今週から来週にかけて本格化する。時期から言えば4月7日に首都圏など7都府県に緊急事態宣言が出され、同月16日にはこれが全国に拡大されたわけで、まさにその直下の業績が出てくることになる。
なお、主なゲーム関連銘柄では、トーセ<4728>が本日（7月9日）、ブロッコリー<2706>が7月10日、ケイブ<3760>が7月14日、サイバーステップ<3810>が7月15日に発表を予定している。
トーセは、スマホアプリ『うたわれるものロストフラグ』のロイヤリティ売上が好調に推移したことなどにより、4月に発表した第2四半期決算は初予想を大幅に上回り、大幅増収増益を達成した。新型コロナウイルスの流行による影響は、在宅勤務への移行や開発スケジュールの変更といったところから出てくる可能性があるが、その影響も踏まえつつ足元の業績進捗がどうなっているのか、まずはじっくりと確認したい。
ケイブは、テレビ朝日とでらゲーとの協業タイトルとなった岡本吉起氏プロデュースのスマホゲームや、フォワードワークスとKADOKAWA<9468>が協業で進めるスマホゲームアプリプロジェクトの開発の進捗などで新情報が出てくるのかどうかがまず注目のポイントとなる。さらに非ゲームの取り組みも気になるところ。
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