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mkIIIの音源(PSG)の特徴
・MSXなどにも採用された汎用の音源IC
・最大3chまで音が出せる
・しかし、ノイズ音はその3chのどこかに紛れ込ませる必要がある。
・音色の矩形波は一種類のみ。音量パターンを数種類から選べるが
 この機能を使うと3chともその音量パターンになるか、通常の音量以外使えない。
 また音量パターンを使ったチャンネルは音量が最大値に固定されてしまう。
ファミコンPSGの特徴
・矩形波が2ch。音色の矩形波が個別に4種類から選べる。
・2ch別々に音量の周期変調機能があり、周期もかなり広い範囲で設定できる。
・三角波が1ch。設計上の問題で音程によって音色がかなり違ってくるがそれはそれで使い道がある。
・ノイズ音が1ch。これも上記とは別に使える。
・更にデルタ変調チャンネルが1ch。簡易PCM音原。スーパーマリオ3のスチールドラム音はこれを使っている。
・上記5ch各々で音量を完全に別個に設定できる。
と、こんだけ違う全く別物なんですが、最終的にはBGMとかの担当者の腕の問題。
当時の多くの音楽担当さんの意見が「せめてFM音源とPCM音源がないと辛い」とのこと。
特にMkIIIあたりまではセガハードのゲームソフトは殆ど自社だけで開発せざるを得なかったので。
後に一部のサードパーティさんが参入してくれたけど時すでに遅し。