編集部
2019.09.12

 今年4月クールにフジテレビの“ノイタミナ”枠にて放送され、大きな話題となったTVアニメ『さらざんまい』の舞台化が決定。「『さらざんまい』〜愛と欲望のステージ〜」として今年11月28日から12月1日まで東京・シアター1010、12月7・8日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演されることが発表され、ファンに大きな衝撃を与えている。

『さらざんまい』は、TVアニメ『美少女戦士セーラームーン』の演出で一躍脚光を浴び、『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』と独自の世界観でヒット作を次々生み出してきた幾原邦彦監督によるオリジナルアニメ。

 東京・浅草を舞台に、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまった男子中学生3人が、人間に戻るべく奮闘するなかで、人間の“つながり”と“欲望”を描いた物語だ。

 舞台の脚本・演出を務めるのは、舞台『おそ松さんonSTAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』シリーズや『ノラガミ』シリーズなど、数々の2.5次元作品を手掛けてきた伊勢直弘。主人公の中学生3人は舞台『刀剣乱舞』シリーズ等に出演し、ミュージカル『アルスラーン戦記』では主演を務める木津つばさ(矢逆一稀役)、舞台『アイ★チュウ the STAGE』や『刀剣乱舞』シリーズ等に出演する設楽銀河(久慈悠役)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズに出演の野口準(陣内燕太役)が務める。

 そのほか、浅草のご当地アイドル・吾妻サラ役にアニメと同じく声優の帝子、交番勤務の警察官、新星玲央と阿久津真武役には中村太郎と高本学、矢逆春河役に深澤大河、久慈誓役に横井翔二郎、ケッピ役には一内侑が名を連ねている。また、舞台には、幾原監督もスーパーバイザーとして携わるという。

『さらざんまい』といえば、イクニワールド全開のシュールなギャグや、バトル時に主人公3人が歌いながら戦い、玲央と真武は「ソイヤァ!」と歌い踊るというぶっとんだミュージカルシーンが謎の中毒性を生み、魅力のひとつとなっていたが、中でも視聴者たちに衝撃を与えたのが、お尻から「尻子玉」を抜き取られる搾取シーンや、ゾンビのお尻から尻子玉を取り「さらざんまい」で転送する漏洩シーンで主人公たちがなぜか“全裸”になること。

 舞台化決定にはファンから喜びの声や期待の声が上がる一方、「舞台化って何やんの? 尻アニメなのに」「尻どうするんだ?」「全裸でスケートしてくれるの?」「若手俳優がケツぶっ刺されるのを生で観れるってこと?」と、その表現方法に注目が集まっているようだ。

 ちなみに脚本・演出の伊勢氏が過去に手掛けた『おそ松さんonSTAGE』では、一松役の北村諒が度々舞台上で生尻を披露しているが……。

“尻アニメ”がいかにして舞台で表現されるのか、続報を待ちたい。

https://otapol.com/2019/09/post-79179.html