太宰治の小説「人間失格」をリメークした劇場版アニメ「HUMAN LOST 人間失格」が今年公開されることが23日、分かった。アニメは、昭和111年の東京を舞台とした近未来SFで、大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」や
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズで知られる本広克行さんがスーパーバイザーを務め、時代小説「天地明察」などで知られる作家の冲方丁(うぶかた・とう)さんがストーリー原案、脚本を手がける。
声優の宮野真守さんが主人公・大庭葉藏の声優を務める。アニメ「亜人」や劇場版アニメ「GODZILLA」シリーズなどのポリゴン・ピクチュアズが製作する。

 「HUMAN LOST 人間失格」は、医療革命により死を克服した昭和111年の東京が舞台。人々は体内のナノマシンと、それらをネットワークにより管理するS.H.E.L.L.体制により無病長寿を約束されていたが、
その究極的な社会システムは、国家にさまざまなひずみを生み出していた。そんな中、薬物に溺れ怠惰な暮らしを送る大庭葉藏は、暴走集団と行動する謎の男・堀木正雄と共に特権階級の住む環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、
激しい闘争に巻き込まれる……という展開。

 アニメは、「Pokemon GO」などのコザキユースケさんがキャラクターデザインを担当し、「ファイナルファンタジーXI」などのプロジェクトに参加する富安健一郎さんがコンセプトアートを手がける。「アフロサムライ」
などの木崎文智さんがメガホンをとる。

 宮野さんと本広さんらスタッフのコメントは以下の通り。

 ◇宮野真守さんのコメント

 誰もが知る、太宰治の傑作「人間失格」を原案とした、日本発のダークヒーローが誕生しました! 本作は、最新の映像技術を駆使した痛快なアクションの中に、日本人だからこその精神性、わびさびのある世界観が展開される、
まさに日本人にしか作れないエンターテインメント作品です。世の中に翻弄(ほんろう)され、「生」と「死」のなんたるかを突き付けられ、苦しみながら、それでも進んでいく葉藏の姿から、皆様にもぜひ、
「生きる」とはどういうことか、感じていただきたいです。公開をお楽しみに!

https://pbs.twimg.com/media/D2ThUWiVAAA3wG5.jpg

「HUMAN LOST 人間失格」Official Teaser Trailer (2019) Animated Movie
https://youtube.com/watch?v=Ixff5qlLCCQ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00000047-mantan-ent