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小芝風花、特撮オタク役「原作漫画を見ながら演じた」
01/09 16:59
ORICON エンタメ総合
ドラマ『トクサツガガガ』試写会に出席した(左から)シシレオー、寺田心、小芝風花、松下由樹 (C)ORICON NewS inc.
 女優の小芝風花が9日、東京・渋谷のNHKで行われた自身の主演ドラマ『トクサツガガガ』(18日スタート、毎週金曜 後10:00、全7回)の試写会に出席した。「特撮オタク女子」を題材にした丹羽庭氏の同名漫画が原作ということで、「台本もほとんど

 同ドラマは、子ども頃から特撮作品のヒーローに憧れ、大人になっても夢中になっている特撮オタク(特オタ)、しかも職場では隠している“隠れオタ”の主人公・仲村叶(かの)が、日常生活で直面する「あるある!」な壁に葛藤しつつも前向きに奮闘するコメディードラマ。

 これが連続ドラマ初主演作となった小芝は、「こんなドラマ見たことがない。突然、特撮ヒーローが現れて、彼らの言葉で勇気づけられてピンチを切り抜けていく。すごく攻めていると思いました」と手応えを語り、「劇中に出てくる『獅風怒闘ジュウショウワン(獣将王)』がめちゃくちゃカッコよくて、普通にファンになっていました」と告白。

 これまで、特撮作品に触れてこなかったそうだが、「動物モチーフがすごくツボでした。シシレオーのしっぽがかわいくて。たてがみもかっこいい。ビジュアルが好みです」と、嬉々として語り、特撮好きの小学3年生、ダミアン(田宮拓)役の寺田心と、「ジュウショウワン」トークを繰り広げるひと幕も。

小芝は「いままで、これにハマったというのが全然なくて。キャラクターも幼稚園生の頃のアンパンマンで止まっている。熱中できるものがある人をうらやましく思う気持ちが良かった。このドラマをきっかけにやっと見つけられた気がしました。特撮かっこいいな、これから熱中できたらいいなって」と、“新境地”に立っていた。

 フォトセッション時には劇中キャラクターの「シシレオー」が登場。特撮作品を長年製作している、東映が撮影協力した本格的な作りで、報道陣がどよめいたほど。会見には、小芝、寺田のほかに、主人公の母・仲村志(ふみ)役で出演する松下由樹も出席し、「特撮が大嫌いな役。特撮風に言えば最強の悪役を演じています」という設定を貫いて、小芝や寺田と同じポーズはしなかったのだが、会見後、関係者にシシレオーと2ショット写真を撮ってもらっていた。