『DEATH NOTE』の夜神月役や『機動戦士ガンダム00』刹那・F・セイエイ役などで知られる声優の宮野真守が、悩みの多かった子役時代を回顧した。将来の展望が見えずに焦る中で、ひとつのオーディションがきっかけで声優として活動するようになったことを明かした。

映像配信サービス「GYAO!」にて配信中の「What's 2.5D?」(毎月25日更新)は、2.5次元をテーマにしたオリジナル番組。メインMCを務める俳優・須賀健太とゲスト俳優がトークを繰り広げる「健太ラボ。」や、人気公演のキャストの素顔に迫る「すっぴんキャスト」などの企画を行っている。最新回の「健太ラボ。」では声優のみならず俳優、アーティストとしても幅広く活躍する宮野真守がゲスト出演した。

7歳から子役として活動していた宮野だが、中学・高校と成長するにつれて、「全然うまくいかない」と俳優としてのキャリアに悩むようになったという。答えが見出だせずにレッスンに明け暮れる中、当時のマネージャーに紹介された海外ドラマ「私はケイトリン」(NHK教育)の吹き替え声優のオーディションに合格。本人にとっては「声のお仕事にチャレンジできるなんて青天のへきれき」だったそうだが、同ドラマが声優としてのデビュー作となった。

"新人声優・宮野真守"にとって、1年間にわたる「私はケイトリン」のレギュラー出演は後の活動の大きな糧になった。「当然のごとくヘッタクソなんですけど、ディレクターさんが新人らしいナチュラルなところを拾ってくれて......。すごくラッキーでした」と当時を振り返った宮野。その後は数々の作品のオーディションに合格し、「自分が声で求めてもらえるなんて知らなかったけど、もしかしたら少しは魅力があるのかもしれない」と考えるに至ったと明かした。

番組では、「より繊細に感情に向き合うようになった」と宮野が声優として役を演じるにあたっての気構えを語る一幕もあった。自身とキャラクターをシンクロさせるために努力を惜しまない宮野のストイックな姿勢に、MCを務める須賀も感心しきりだった。

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