日本のアニメーション映画界を代表する宮崎駿監督の作品、「となりのトトロ」が、日本で公開されてから30年となることし、中国各地の映画館で初めて正式に上映することになり、上海で発表会が開かれました。

宮崎駿監督の「となりのトトロ」は、1988年に日本で公開されてから30年となる節目の年に合わせて、中国の映画館で正式に輸入された作品が上映されることになり、10日、上海で発表会が開かれました。

発表会には、スタジオジブリの星野康二会長が出席し、「描かれている自然の風景や登場する家族のやり取りなど、たくさんのいいところを見つけていただきたい」とあいさつしました。

中国ではこれまで、「となりのトトロ」などスタジオジブリの作品は、許可を得て正式に上映されたことはないということですが、違法にコピーされた映画を多くの人が見るなどしているため知名度は高く、関係者は、正式上映を通して改めて作品のよさを知ってほしいとしています。

10日夜は先行上映会も行われ、およそ1000人が作品を楽しんでいました。

小学生の娘と映画を見た女性は、「宮崎駿監督の作品のファンは中国にとても多くいますし、こうしたとてもよい外国のアニメがもっと上映されるといいです」と話していました。

映画は、今月14日から中国各地のおよそ6000の映画館で上映されるということです。

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NHKニュース
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