>>101
遅レスだけど、貼った自分でも面白いと思う。こういう資料は、当時の日本を悪にしたい人、正義にしたい人、どちらの側からも出てこない。

近藤日出造は民間人だから、軍の内側のことまでは見えていないけれど、軍は巨大な官僚組織であって、その内部でもこういう追従や忖度が果てしなく繰り返されていた。
なんであんな無謀な戦争をしたのかを素朴に考えると、当時の日本人は愚かだったと思ってしまうけれど、こうやって調べていくと、その愚かさは現代にも変わらず存在するものが多い。

あと、近藤日出造は昭和20年の3月までは、こんなひどい負け方をするなんて全く思ってなかった。この辺も『この世界の片隅に』と共通で興味深い。
戦争中はずっと暗黒だったと今まで言われがちだったけど、実際は昭和20年に本格的な本土空襲が始まるまで、国民の大半は戦争の実感を持たず のんきに暮らしていたんだよね。