【アニメ/国際]中国、フランスから見えてくるアニメの「新・可能性」[07/26]
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アニメーションは日本が世界に誇る文化である。ただ、他国のアニメーションから学べることも、きっとあるだろう。ここで紹介する『詩季織々』(8月4日より公開)と『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』(8月18日より公開)の異色さは、アニメというメディアがこれからさらなる進化を遂げるであろうことを感じさせるインスピレーションに満ちている。
■新海誠チルドレンとしての中国人監督たち
まず、『詩季織々』は3話から成るオムニバスの日本映画だが、そのうち2編は中国人監督によるものであり、全編が中国を舞台にしている。
そもそも本作は中国のアニメ界をリードするリ・ハオリン監督が、日本のコミックス・ウェーブ・フィルムにラブコールを送り続けてついに実現したコラボレーション・フィルムなのである。
コミックス・ウェーブ・フィルムは、『君の名は。』(2016年)を始めとする新海誠監督作品を支える制作プロダクションだ。リ・ハリオンは10年前に新海の『秒速5センチメートル』(2007年)に衝撃を受けて以来、同社と共に作品を作りたいと願っていたのだという。
本作を観ると、既に世界には新海誠フォロワーの観客どころか、新海誠チルドレンと呼ぶべきクリエイターがいて、たとえば村上春樹がそうであるように、その「文体」を普遍的なものとして憧れている人々が存在していることを感じる。
実写監督であり、俳優であるイシャオシン監督が初めてアニメを手がけた第1話「陽だまりの朝食」には、特にその色彩が濃厚だ。自身の祖母との想い出から発想された物語は、いまは北京で働く青年が故郷の湖南省で食べたビーフンの味を、祖母のぬくもりと共に思い出すという内容で、短編小説の趣が強く、きわめて主観的だ。
心に去来するエピソードを、ひとりごとのようなモノローグで紡いていく。映画の感触はまさに新海の『秒速5センチメートル』だが、そこにビーフンという中国のソウルフード的モチーフが加わることで、独自の肉体性を獲得している。身体に沁み入る余韻は、まさに旨い麺を食べたときのような満足感がある。
第2話「小さなファッションショー」は、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』(2011年)、『言の葉の庭』(2013年)、『君の名は。』といった新海作品を3DCGチーフとして支えてきた竹内良貴の、オリジナル作品としての監督デビュー作。
広州の街を歩き回りながら見出したというストーリーは、ファッションモデルの姉と衣服デザインの専門学校に通う妹との関係を見つめたもの。東京が舞台でもおかしくない物語は、けれども、中国でしか成立しない何かが宿っている。姉は妹を守ろうとし、妹は姉に憧れ続けるが、そんなリレーションシップが、姉のある挫折によって困難な局面を迎えることになる。その関係性が現代の中国の加速的に変貌を遂げる様にリンクし、不思議な感慨を呼ぶ。
第3話「上海恋」は、企画者リ・ハオリンが自ら手がけている。幼馴染への秘めたる想いを果たせなかった主人公が、想い出の品を発見したことから、気持ちが再燃していく。社会人になっても「ひきずる」そのありようは、まさに新海誠チルドレン。
だが、新海作品にはない、モノへの愛着、記憶の蘇らせ方、落ち着いた叙情に独自性がある。「陽だまりの朝食」の主人公も、「上海恋」の主人公も、共にメガネ男子という共通点にも妙味がある。
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https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1162182/
続く) 続き)>>1
■高畑勲の実験精神を受け継ぐフランス人監督
フランス産の『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』は、タイトル通り、本当はかなり残酷な一面もあるグリム童話の一編「手なしむすめ」を、きわめて斬新な手法で紡いだもの。高畑勲監督の実験精神に大いなる影響を受けたというセバスチャン・ローデンバック監督は、76分からなる本作の作画すべてをたったひとりで手がけた。
まず、個人の固有の「絵」が活き活きと動き回る様に驚嘆させられる。筆づかいを大胆に打ち出したフォルムは虚飾を排しており、彩りはカラフルなのに、ときに水墨画のようにも映る。シンプルな力強さに満ちており、見方によっては抽象絵画の趣もある。
私たちがアニメを観るとき、無意識のなかに根付いているセオリーが、繊維ごとサクサクと崩されていく快感がある。悪魔の企みによって両手を失った少女の流転する運命は、まるで水の営みにも似た激しさと穏やかさが入れ替わり、稀有な合流を見せ、このアニメ独自のスピードによって彼方へと連れ去られていく。
悲劇のつるべ落としと呼んでいい物語のありようには、確かにグロテスクな要素もあるが、このアニメが放つオリジナリティはありきたりのカテゴライズをきっぱり拒んでおり、描かれているストーリーから完全に逸脱した稀有な「すがすがしさ」さえ、わたしたちに与えてくれる。
「アニメっぽい」という形容詞がある。キャラクターの造形も、作画も、色使いも、リズムも、タッチも、わたしたちは普段アニメを観るとき、ある特定の「らしさ」に依存した上で眺めているのではないか。そのことに気づかされる。
アニメーションとは何か。その答えは様々だろう。だが、アニメとは「動く絵」である、と考えたとき、本作が放つ自由と奔放さに、心洗われる。
片や新海誠。片や高畑勲。日本のスター・アニメ監督からインスパイアされた2作品だが、いま、アニメは国籍を問わず、確実に次の世代に受け継がれ、多彩なかたちで枝葉を伸ばしていることが実感できる。
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dmenu映画
https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1162182/ 日本のアクションアニメの根底にはチャンバラがあると思う。
中国も題材とかモチーフを自国の歴史や芸能に求めれば
堂々としたオリジナルができるだろ。
様々な暗器の紹介とか兼ねてたら面白いと思うぞ。 でも中国アニメが面白いと思ったことはない
どんだけ金かけて作っても、なんか劣化パクリなんだよ
中華スマホゲーもそう。綺麗だけど、なんか違う。 BUKKAKE、HENTAIと言われて何故か喜んでる日本人がいるけど
頭おかしいんじゃないのか? >>5
そういう他所の国の成功例をパクった物じゃないと評価しない素地があるんじゃね 良い遺伝=iden=イデア=アイディアを持たざる民族に
面白いものは作れない 今の日本のクリエイターには情熱とか向上心がない奴が多い
このままじゃいずれ他の国に追い越されてもおかしくない >>11
まぁ生活すら満足にできない奴らばかりだしな
そんな根性論吐かれたって腹はふくれんしなぁ >>12
根性論じゃないよ、いくら金積んでもそれがなきゃどっかで見たような駄作しかできない
今までの中国作品がそう。でも中国人の中には日本をリスペクトして良い作品を作ろうとする人間がでてきてる
そして日本のクリエイターは金も意欲もない。クールジャパンとやらは天下りの温床で的外れ。
追い抜かれないなんて思える方が不思議 >>13
「どっかで見たような中国作品」が駄作しか出来ないのは、
それは単純に国としてのアニメーション制作力が低いからであって
「どっかで見たような日本作品」が駄作という訳ではないと思うんだが
ただ、「どっかで見たような作品」には新鮮味はないから停滞しているように感じ、
追い抜かれるんじゃないかという気がして来る訳で あ、でもクリエイターだけを責めるつもりはないよ、食えないのは確かだしね
安く作れる番組としか思ってないテレビ局や中抜きしまくりの代理店どもや制作会社みたいなガン細胞が多すぎる 文化は積み重ねの上に成立する。
日本人の優れた創作は、それ以前の全ての名作に何らかの影響を受けている。
つまりパクリの二次創作って訳だ。
ただ見逃されてるだけの犯罪。
日本の法律ではジャングル大帝はきちんと証拠揃えて訴えれば犯罪。見逃されてるだけの犯罪。
アメリカの法律ではライオンキングは合法。
日本の法律が文化の流れを「見逃されてるだけの犯罪」としている以上、日本文化は著作権によって犯罪になる。
海外文化は合法。日本文化は見逃されてるだけの犯罪。 >>15
今の深夜アニメーションの安い方でも時間あたりだとそんじょそこらのバラティより数倍金かかってるよ
アニメーションは予算がでかい番組だけどスタッフ数が多すぎて分け前が減ってるだけ >>19
いやいや、知られてるだろw
ルネ・ラルーもいるし… 76分尺を一人作画って事はアート方面のアニメじゃないの
フランスはアート方面に振れてる印象が強い >>8
君は無学か病気のどちらかだから、大学か精神科に通ったほうがいいよ。 フランスのアニメは芸術作品として国から補助金貰って制作してる程度だけどな
クオリティは高い作品が多いけど数はそんなに作ってないから、産業としてアニメ大国と呼べるかどうかは微妙
EUの中で言えば間違いなくアニメ大国だけどね 中国のアニメや漫画って1枚の絵とかは上手いんだけどほんとそれだけなんだよな
ストーリーはどっかからパクってきた継ぎ接ぎだし >>24
何かの記事で読んだフランスのアニメーターのインタビューで
そういうお芸術系や子供向けは国から補助金が出てそこそこいい金になるそうなんだけど
ホントは日本のアニメみたいなエンタメ系の仕事がしたい連中もけっこういるそうだ
でも金にはならないとかいう話だったな 大人のグリム童話は昔日本でも流行したことがあったな
中国は政府の影響が強くて自由にやれないらしいから難しそうだな 創造って欲望や中二病、それに社会批判から生まれるものだと思う。
中国ではこれら全部、低俗言われて規制されたり国家批判言われて規制されたり フランスって聞くとルパン8世思い出すな
日本人が楽しめるものは日本人しか作れないのがよく分かった事例だ ディズニーと日本のアニメくらい違いがあるなら学べるだろうけど
絵柄も動きも内容も全て日本の模倣のシナアニメから何を学べと? 日本はオワコン。既に中国の時代なんだから、中国アニメを見るべき。
日本アニメなんて二次創作の訴えられて無いだけの違法作品ばっかりじゃねーか。 中国も規制厳しくなりそうだから無理だろうね
アメリカのアニメや漫画がいまいちなのは、子供向けエンターテイメントの
規制が厳しいから 規制がどんどん厳しくなってるのは日本のアニメ業界も同じだろう
特に近年は海外シェア急増による外圧が強まってる >>32
支那が永井豪にあたるクリエイターを認めて育てたら面白くはなるだろうけど
まあないだろうなww フランス、ベルギーのアニメの色彩は美しい
バンドデシネから来てんのかな 日本人漫画家に死ぬほど影響与えたバンド・デシネぐらい教養として持ってから話してるんだよな? >>32
面白いもん作ってから言えよ
何もかもつまらんだろ
日中の価値観の違いなのか主人公がキチガイか悪党にしか思えん 日本・アメリカ産以外でまともに見れるアニメなんて見たこと無い
ヨーロッパ産は実験的短編は時々見かけるが…
中国は近年頑張ってるけど霊剣とか兄につける〜とか劣化日本アニメすぎて
見る価値ないわな
スマホゲーはヨーロッパ中韓産とも日米産と遜色ないのに
アニメはかなり差があるのは不思議だ 難しいと思うよ アニメを作る前の絶対量が違い過ぎる
面白いけどアニメ化されなかった漫画、ラノベ、ゲームがどれだけ有ると思ってる
素人が趣味で報酬も無くラノベ書き続ける様な国にどうやって太刀打ちするのさ
海外の人間と比べると名作の下にある100倍以上の日の目を見ない作品の存在を判ってない >>43
確かに日本人の自分で作って楽しんでる層の多さはすげえな >>43
日本ではあまり知られてないことかもしれないけど中国はネット小説大国だよ
http://japanese.china.org.cn/life/2017-06/10/content_41003078.htm
>2016年において400万人いる作家のうち、100万元(約1600万円)以上の
>原稿料を稼いだのはたった100人しかいない
「100人しかいない」とか言ってるけど、日本でも1600万円稼ぐラノベ作家なんてそうそういないよな >>41
ゲームは各国とも人材居るんだろうけど
アニメーター抱えてるのは概ね日米中韓くらいでしょ
しかも後者2か国は下請け中心 そういやこの前のボルトのすげえ戦闘シーン中国人だったらしいな >>48
NARUTO終盤から参加してる若手の中国人アニメーターでしょ
才能はあると思うけど日本アニメ見て育った世代じゃないのか 日本のアニメは日本のアニメだと簡単に識別できる独自性があるけど
支那とかバカチョンのはどっかの何かを劣化パクリしたようなのばかりで特徴がない
洋物は内容が死ぬほどつまらない。キャラデザインが酷すぎる でも世界で一番人気で稼いでるアニメはディズニーだぜ >>50
起源主張とかどっかの半島人みたいだからやめて
素直に実力認めようや >>47
他にアニメ制作が多いのはイギリス、フランス、カナダかな
イタリア、スペインもそこそこ多い
大半は幼児向けか、逆に大人向けのブラックコメディで、日本的なのは少ないけど
あと中国は下請け中心じゃなく、今は日本より制作本数多いくらいだよ
2000年以降年々すごい勢いで増加した
国内消費中心であまり輸出はされてないけど
韓国は下請けを積極的にやってるね
欧米のアニメの実制作が韓国スタジオであることが今でも多い 中国人がどんなに面白い話を作っても
共産党の検閲でくっそつまらない話にされるけどな >>54
日本のアニメで韓国は減少気味、背景だけは韓国が多い
韓国が減った分全体的に東南アジアに流れてるとは思う >>53
一応日本に来てアニメーターやってんだから何かあるんじゃないの
ギャラだけなら今は中国の方が出してるケースもあるだろうし 少年ジャンプが好きなフランス人原作のマンガ(正確にはマンフラ)が秋に放送する模様
制作会社や監督は全て日本人だけど
http://www.nhk.or.jp/anime/radiant/ 量は質を生むと言うからなアメリカのハリウッド映画、日本のアニメ漫画は大量に生産されていて他国は追いつけない 中国アニメは予算がいいとか言うけど
実際見るとそんな予算かかってるような出来ではないのはなぜなのか >>61
本当に量だけの話なら中国は相当な量のアニメ・漫画・小説を作ってるぞ
一時期アニメの制作総時間は日本を上回ってたんだし >>62
実際は未払いとか後出しで金ケチったりするのが横行してるらしい >>63
日本が関わってりじゃん
そんな短期間で身につかんよ
ハリウッドより上映時間が長いからボリウッドがハリウッドに匹敵するってぐらい暴論 アメリカアニメは映像表現的には日本を越えてきてると思う
ただ、アメリカは表現規制が厳しすぎて迷走しているフシがある
悪魔バスターという魔法少女物なんかゴミ捨て場でゴミを漁ってヒッピーみたいな事やってたり
そういう方向にいっちゃうんだと
面白いけどさ >>67
元々映像表現はアメリカアニメがトップでしょ
安かろう悪かろうから独自の表現を突き進めたのが日本アニメ アニメトップは昔からディズニーだろ
それともオタク向け以外はアニメじゃないと言うのか? >>67
アメリカはアメリカで日本は日本でまったく違うアニメを作ってきたからお互い文化を名乗れるんだよ
何のひねりも無しに日本をすべてコピーしただけのシナアニメは永遠に中国のアニメとは名乗れないわ アメリカは自国の物が世界一だからね
中国が世界一になるのはやっぱ無理だわ 超えてきてる?ディズニーなんかもCGに移行して手書きアニメは簡単なのしかないだろ 手塚治虫が生きてた時代なんかは間違いなくアメリカが世界一
白雪姫が1937年の作品なんだからぶったまげたもんだ
ロトスコープなんて技術もあったし、日本は63年に白黒の鉄腕アトム
もしアメリカが今も2D突き詰めてたら間違いなく日本以上のレベルにはあるだろうね
日本はもう業界の衰退始まってる、まともにビジネスになってないんだから(働き手の)
海外発注でもしなきゃまともに作れなくなるよ 2Dやる必要無いだろ
3Dで十分受けてるしディズニーの作風にはあってる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています