「グランブルーファンタジー」などで知られるゲーム企画・開発会社「サイゲームス」(東京)が、
佐賀市のJR佐賀駅近くの県有地を取得し、自社ビルを建設する計画を進めていることが7日、分かった。
同日開会した佐賀県議会定例会で、山口祥義よしのり知事が明らかにした。
数年内に完成する見通しで、将来的に数百人規模の拠点を目指すという。

県企業立地課によると、同社は昨年4月、県、市と進出協定を結び、同年夏に佐賀駅南側のビルに「佐賀デバッグセンター」を開設。
60人規模で開発中のゲームの不具合を見つける業務を行っているが、事業を拡大するため、県に県有地の取得を申し入れていた。

土地は駅東側にある4814平方メートル。JR長崎線に隣接し、市役所にも近い。
国の食糧倉庫跡で、近年は駐車場などとして利用されていた。
県は定例会に提案した今年度補正予算案に、更地にするための費用1862万円を盛り込んだ。
予算案可決後に立地協定を結び、売却手続きを進める考えだ。
価格は3億4000万円程度になる見通し。

2018年06月08日
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20180608-OYS1T50000.html