ハリウッドのトップランナーとして、次々と大ヒット作を生みだしているスティーヴン・スピルバーグ。2045年のVR(バーチャルリアリティ)の世界で、大冒険を繰り広げる少年たちを描いた監督最新作『レディ・プレイヤー1』が4月20日(金)から公開される。

どんな夢でも叶うVRワールド「オアシス」。特殊なスーツとゴーグルでアバターになりきり、「オアシス」の頂点を目指してアイテムを探すウェイドと仲間たちが、巨大な陰謀に巻き込まれていくアドベンチャー大作だ。
本作の見どころの1つが、全編にちりばめられたアニメやゲーム、マンガ、映画などポップカルチャーへのリスペクト。中でもガンダムや「ストリートファイターII」のリュウや春麗はじめ、日本生まれのキャラたちが重要な位置を占めている。

実は本作の原作者アーネスト・クラインは、ジャパニーズカルチャーの筋金入りのファンなのだ。「僕は小さいころからテレビでウルトラマンやマグマ大使、ゴジラといった特撮や、『AKIRA』などのアニメを観ながら育った」とクライン。「この作品を書いたのは、大好きな日本のポップカルチャーへの感謝の気持ちからなんだ」とその思いを語る。

撮影中の現場にも足を運んだというクラインによると、スピルバーグも日本のポップカルチャーの大ファンなのだとか。「ウェイドの仲間の1人、ダイトウの顔を三船敏郎に似せたいと言い出したのはスピルバーグなんだ」とクラインは明かす。ダイトウは日本の侍をベースにしたキャラで、日本から抜擢された森崎ウィンが演じているトシロウのアバターだ。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ジュラシック・パーク』、『インディ・ジョーンズ』と、アトラクションにもなった大ヒットシリーズを世に送り出してきたスピルバーグ。その集大成と言うべき体感ムービー『レディ・プレイヤー1』は、日本のカルチャーを愛する男たちの思いが詰まった、かつてない映像体験になるだろう。

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