>>50
――先ほどから生々しい話が飛び出しますね(笑)。
須藤:みなさんの生活の足しになるような形でできればいいなと思って(笑)。
ただ、通常のアニメだと、上がってきた脚本をもとに会議が行われて絵コンテに取り掛かると思うんですけど、
本作の場合はストーリーパートの脚本が上がってきても、最終的にはかなり変わっているんですよね。

関西に住まわれているぶくぶ先生には、月一で東京まで足を運んでいただき、作中に入れるネタなど監修に入って
もらって、それをVコンテに起こして見て、もう一度直しています。
普通ならやらない手法なんですけど、とりあえず映像にしてみようという考えです。

テンポ感や間は映像にしてみてやっと分かるので、なかなか大変な作業でした。
原作も、みなさんが読んでいるスピードがそれぞれ違うと思うので、どれが正解なのかを探すために色々と調整
しつつ進めています。尺が余ったら尺調整のコーナーとして、おみくじをやればいいですからね(笑)。

――第2話のあのシーンは尺調整のコーナーだったんですか……(笑)。
須藤:あれでいくらでも調整できます。流すだけですから(笑)。