劇場アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)」の初日舞台挨拶が、本日2月9日に新宿バルト9で開催。
ステージには主人公ルルーシュ・ランペルージ役の福山潤、枢木スザク役の櫻井孝宏、主題歌「The Moon」を歌う藤原さくら、サンライズのプロデューサー・土屋康昌が登場し、本作に関するトークを行った。

冒頭の挨拶から福山が「かなり詰まった内容、ショッキングな内容で、その衝撃の“反動”がどうか」とサブタイトルにかけたコメントで笑顔を見せ、舞台挨拶は笑いに包まれてスタートした。
劇場版3部作では全編新規アフレコが行われ、櫻井はスケジュールが合わずに1人で行った収録の様子を「こんなに肉体労働だっけ。若い頃のがむしゃらさを思い返しました」と振り返る。
一方の福山は「前回の『興道』は1カ月挟んで2回に分けて録って。でも今回は中4日。
収録2回目のラスト15分手前くらいで喉を壊したので後日改めて収録した」と苦労を明かしつつ、「(後日コンディションよく収録した)ロロをなじるシーンだけは先輩に褒められて」とうれしげな様子を見せる。

福山潤
主題歌に関する話題では、「元々『コードギアス』のただのファン」だという藤原が本作にかける強い思いを語る。
「二次創作のような気持ち」で作詞・作曲したという主題歌は「『コードギアス』はルルーシュやスザクだけでなく、それ以外の登場人物もそれぞれに正義があり、いろんなものが交差している印象」があったことから、
「特定の誰かではなく、いろんな人の目線が混じり合う気持ち、愛の形を書きたかった」と制作意図を述べる。
そうして生まれた「The Moon」に対して福山と櫻井は、大胆に構成し直された「コードギアス」をまとめる、「叛道」にとって重要な楽曲だと異口同音に評した。

櫻井孝宏
500分近くに及ぶテレビシリーズ25話分を150分ほどにまとめ上げた「叛道」。
本作で採用されなかったシーンに話が及ぶと、福山は「心から大好きなセリフ」という「『さんざん使い倒してボロ雑巾のように捨ててやる』を劇場版でも言いたかった」と力説。
テレビシリーズからのファンによる笑いと拍手を巻き起こしていた。

終始ジョークを飛ばしていた福山だったが、最後の挨拶では「(収録を済ませている)次の『皇道』もやれるだけのことをやったつもり。
作中のすべてのキャラクターが激動の道を歩んだこの3部作を見届けていただき、もう一度『コードギアス』という作品に戻ってきてくれたら幸いです」と主演らしくきっちりコメント。
シリーズファンの期待を煽り、舞台挨拶は幕を下ろした。

「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道」は全国で公開中。続編にあたる「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」は5月26日に公開される。
https://youtu.be/pyHOQDs-8rM

https://natalie.mu/comic/news/269035