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▲ダブル主演を務める桜井日奈子&吉沢亮

[映画.com ニュース] 吉住渉氏の人気少女コミック「ママレード・ボーイ」が、桜井日奈子と吉沢亮のダブル主演で実写映画化されることが決定した。「ストロボ・エッジ」「PとJK」の廣木隆一監督がメガホンをとり、ドラマ「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」などで知られる浅野妙子が脚本を執筆。「実写化は憧れだった」という原作者・吉住氏は、「フレッシュで可愛い桜井さん、誰もが認める超美形の吉沢さんが、廣木監督の美しい映像の中で、光希と遊としてスクリーンで輝く姿を見るのが本当に楽しみです!」とコメントしている。

少女漫画誌「りぼん」で1992〜95年に連載された同名原作漫画は、シリーズ累計発行部数1000万部を記録する人気作。94年にテレビアニメ化、95年に劇場アニメ版が公開され、2001年には台湾でテレビドラマ化されている。現在、続編となる漫画「ママレード・ボーイ little」が「ココハナ」(集英社刊)で連載中だ。

物語は、ひとつ屋根の下で暮らすことになった高校生の男女の恋模様を描いている。女子高生の小石川光希は、ある日突然、両親から離婚すると告げられる。さらに両親は、「ハワイ旅行で出会った松浦夫妻と気が合い、互いのパートナーを交換して再婚することになった」と説明し、「松浦夫妻の1人息子・遊も含めてみんなで一緒に暮らそう」と爆弾発言。2組の家族による常識外れな“共同生活”が始まると、光希は無愛想だが優しい遊に惹かれていく。

光希役の桜井は、「20年以上も前の作品を現代でどう表現するのか、光希の髪型や衣装がどうなるのか、今からワクワクしています。そして、廣木監督とお仕事できることを幸せに思います。デビューしたばかりで経歴の浅い私にとっては、思ってもみなかったチャンスです」と意気込んでいる。

一方、「見た目は甘いが中身は“苦い”=ママレード・ボーイ」の遊に扮する吉沢は、「今までにも少女漫画原作の作品には出させて頂いたことがありますが、お調子者の三枚目キャラや、根暗な役など、あまりカッコ良くない役が多かったので、今回のようなドストレートな二枚目は初めてです。ついにこの顔面をフル活用する時が来たな」と茶目っ気たっぷりに語る。「若い世代で頑張って作り上げます。どうぞ温かい目で見守ってください」と気合十分だ。

少女漫画原作の映画を多数手がけている廣木監督は、「少女漫画ってなんだろうと思わせてくれる、僕の中での原点でもあり今なお愛されてる原作を映画化できることはとても嬉しいです」と原作に対する思いを明かす。そのうえで、「思春期の男女がピュアに誰かを好きになるということがどんなことなのか? そうして悩んだ時もある大人達のドラマもあり広い層に愛される作品にしたいと思います」と話している。

「ママレード・ボーイ」は、2018年から全国公開。

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▲90年代の大人気少女コミックが実写映画化!