【漫画】 みなもと太郎「風雲児たち」NHKでドラマ化、三谷幸喜脚本で来年1月放送 [無断転載禁止]©2ch.net
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2017年8月16日 15:38
「風雲児たち ワイド版」1巻
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みなもと太郎「風雲児たち」のドラマ化が発表された。正月時代劇として、2018年1月初旬にNHK総合で放送される。
「風雲児たち」は江戸時代の史実にコメディ要素を織り交ぜて描く大河歴史ギャグ。単行本はリイド社よりワイド版全20巻が刊行されている。現在はコミック乱(リイド社)にて、続編にあたる「風雲児たち 幕末編」が連載中だ。
ドラマのタイトルは「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」。“れぼりゅうし”はオランダ語で“革命”を意味する言葉で、前野良沢と杉田玄白による「蘭学事始」を題材に物語が展開される。脚本は三谷幸喜、音楽は荻野清子が担当。前野良沢役を片岡愛之助、杉田玄白役は新納慎也、平賀源内役を山本耕史、田沼意次役を草刈正雄が演じる。
ドラマ化に際し、みなもとは「私のギャグスピリットを最も良くご理解されている三谷幸喜氏の手でNHKでドラマ化されることを、大変嬉しく楽しみにしております。」とコメントを発表。三谷も「歴史ファン、みなもとファンとしてこれ以上の喜びはありません。」と話している。
みなもと太郎コメント
拙著『風雲児たち』は私のマンガのなかでも愛着のある作品で、だからこそ30数年、飽きもせず描き続けています。私のギャグスピリットを最も良くご理解されている三谷幸喜氏の手でNHKでドラマ化されることを、大変うれしく楽しみにしております。
三谷幸喜コメント
僕の大学時代に連載が始まった、みなもと太郎さんの『風雲児たち』。僕はこの作品で、歴史の新しい見方を学びました。『風雲児たち』には、今の日本を築き上げた先人たちの感動的なエピソードがぎっしり詰まっています。今回、そのほんのちょっと一部分をドラマ化しました。歴史ファン、みなもとファンとしてこれ以上の喜びはありません。
正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」
2018年1月初旬 NHK総合にて放送
スタッフ
原作:みなもと太郎「風雲児たち」
脚本:三谷幸喜
音楽:荻野清子
演出:吉川邦夫(NHKエンタープライズ)
制作統括:陸田元一(NHKエンタープライズ)、中村高志(NHK)
キャスト
前野良沢:片岡愛之助
杉田玄白:新納慎也
平賀源内:山本耕史
田沼意次:草刈正雄
ほか みなもと悠の作品をNHKでドラマ化するのかと思ってドキドキした >>5
ほげーはこのままフェードアウトだろ
風雲児たちはそのままアニメ化すればいいのに
三谷とか秋元は漫画に寄生しやがって迷惑だわ 『天下御免』を
リスペクトするなら
ヒット間違いなし!
さもなくば死。 >>7
確かにアニメ化して欲しいな
ドラマ化の勢いで、一気にアニメ化もしてくれないかな 最初潮だったけど、編集と作者が連載中相当揉めたんだろ
雲竜何とかは無かったことになっている うおおおおおお〜〜ついに風雲児たちが陽の目を見る日が来たか〜〜!長かったぜ!
これを機会に支持を集め大河まで行ければ!
もしくは単発ドラマを定期的なシリーズ化というのもいいぞ!
失敗は許されんぜ、頼むぞ三谷幸喜! そうかそうか。
エンディングのスペシャルサンクスに池田犬作っていれとけよ >>13
揉めたんじゃなくて潮出版が漫画雑誌の刊行を止めたから
あの辺りから創価学会の宣撫教育が行き詰まってきたし
みなもと自身が公言していないが学会信徒だけどね
学会内部向けの教育漫画もいくつか書いてたりするし 江戸時代が舞台で初登場時40歳と50歳のキャラを同年代の現代人が演じると若く見えすぎな気がする
ちなみに原作は大好き >>16
学会内部向けの教育漫画は仕事としてやってると思ってたが違ったのか。 三谷幸喜・山本耕史・草刈正雄
これもう真田丸幕末編だろ 前野良沢の嫁さん役はメイクが楽そうだ。
初回〜最終まで一貫して歳とらなくても原作通り。 >>21
ずっと老けないのは良沢の娘じゃなかったか。 >>25
ストップ劉備くん(ゴーゴー玄徳くん)って、角川から潮に移って
今はどこだかわかる人いる? 潮は最近のブームに乗ったのか「三国志メシ」なんてのもやってるんだなw この人の漫画家としての評価って不当なまでに低い印象があったので、
ようやく日の光があたるようになったなという感がある。
すくなくとも、サブカルにおいての幕末史観は
司馬史観
みなもと史観
で両断できると言い切っても過言ではない…のだけど、
なぜか無視されてきた存在。 みなもと太郎か。懐かしいな。
丸い口の内側に花びらみたいに歯が生えてるキャラクターいたなあ。 >>31
つか竜馬を史実に即して評価したらこの程度しかないからな
当時は龍馬英雄視≒司馬史観が当たり前だったからみなもとだけが浮いてたけど
今じゃ当たり前になってる レミゼラブルの映画見たついでに、みなもと太郎版の漫画版を買って読んでみたけど
これ結構いいね >風雲児たち
ン十年続いてるから、最初の笑かしネタが古すぎてわかる人が少なそう これで風雲児たちの知名度が上がってくれるならなにより 今度は漫画のギャグに三谷ネタが加わるんだろうなw
しかしまぁ70にもなって艦これをギャグに取り入れるぐらいだからまだまだ元気だ ヤフーニュースのコメント見たら
楽しみです!みたいなコメント多くて萎えた
三谷絡むと面白くなくなるんだよなぁ
原作レイパーの三池と同じ感じがする 原作は明治維新を書くために、関ヶ原の戦いからの因果関係を丁寧に説明してきた名作
ようやくドラマ化されるなんて感激ですわ(´;ω;`) 横山光輝ジャイアントロボの新作アニメを
潮出版を筆頭出資者にして製作委員会立ち上げるとかで実現出来ないかなあ >>38
それはみなもと太郎もよく理解しているので、リイド社版では「ギャグ注」という作者本人によるネタ元解説が巻末に加筆されている。 >>32
「冒険者たち」などに必ず出てくるキャラか・・・
ともあれ、懐かしい・・・ 俺が今でもときどき立ち読みをしている唯一の漫画だ
堅苦しくなく、楽しみながら、偉業を成し遂げた江戸時代の
さまざまな日本人たちのことを知ることができた
ただ、幕末編になって、仕方がないのだが、毎回誰かが
死んでいる感じで少々読むのがつらい ホモホモ7読むと、画風をコロコロ変えることに感動すら覚えた
かなり上手い人なんだけどネタとして使う贅沢 司会「みなもと太郎さんは昔少年ジャンプにも連載されてたんですよ」
ゲスト「へえ〜、なんという漫画ですか?」
司会「ホモホモ7」
ゲスト「・・・え?」
司会「ホモホモ7」 三谷幸喜と勇者ヨシヒコの監督の人は何でいつも同じ人しか使わないん みなもと太郎といえば遊人風の女の子
老いてなお進化をやめないんだよな 関ヶ原で、薩摩の島津と、長州の毛利を打ち損じた
そいつらが力をつけて倒幕の主流に
ってこと? >>56
買ってやれよ
というのはさておき、
歴史物は死を読むのではなく生きた事を読むと良いのではないかな >>49
若いのはリンかけネタとかわからんわな(´・ω・`) 新撰組や会津の白虎隊とか、精神論の幕府側を
合理主義の薩摩長州連合が打ち倒して新政府が出来たのに
八甲田山で既にヤバイ兆候が出てて
日露戦争で表面化し
第二次世界大戦では完全に旧幕府軍のような精神論に陥ってるというのが皮肉 >>66
今の人は車田正美といえば聖闘士星矢だしな >>16
750ライダーやふしぎ遊戯の作者も草加だったな… 前野良沢:片岡愛之助
杉田玄白:新納慎也
平賀源内:山本耕史
田沼意次:草刈正雄
ホモばっかりじゃないか 風雲児達は幕末を描こうとして
何故か関ヶ原から始まったマンガ
その後も長々と歴史のまま徒然に描き続けていた
しかも幕末になる前に掲載誌が終了
風雲児は未完のまま別の作品名になって幕末を描く事になった >>16
教育漫画といえば
小学館か学研の、あさりとよしおさんの科学漫画が好きだった >>66
今の若い子は
リンといえば、北斗の拳のパットとリンだからな >>72
江戸時代の話で十分面白いからなぁ
楽しみだわ このひとの漫画で全国的ではないが郷土の偉人が取り上げられて嬉しかったひとは
結構いると思う。
うちの地元だと江川太郎左衛門 ギャグ調だけどめっさおもろいぞこの漫画
食わず嫌いはこれを機に読んどけ >>78
ほんとこれ
序盤でギャグのタッチが合わないからと言ってやめちゃうと後悔するから我慢我慢 なぜか現在まで続いているけど
週刊少年ジャンプとかだったら10回で終わると思う
もともと三国志以外は何も売れなかった雑誌の漫画
今の時代だと絵が古くて読みやすい方に入る
ただヒット作ではない(と思う?) 薩摩義士による堤防作り
他のエピソードを描くと本編がおろそかになるので、監修に回って
本編で描けなかった&サラッと流した話を他の漫画家さんに書かせてほしいな。
おっとドラマ化おめでとうございます。 >>55
ニーロワちゃんのヌードが見たいだけだろ! 主人公もどんどん変わるし大河というより小エピソードの積み重ねだから、
他の時代劇枠の方が向いてるんじゃないかな
「おしょすいじぇー」の嫁がかわいかった... 親戚がこの人のアシスタントだったな
あまり話したことなかったが >>82
ベニョフスキーを竹中直人とかにやらせそうな悪寒 >>1
> 平賀源内役を山本耕史
ラストシーンがありありと見える… >>1
> キャスト
> 前野良沢:片岡愛之助
> 杉田玄白:新納慎也
> 平賀源内:山本耕史
> 田沼意次:草刈正雄
いい配役だねー 解体新書翻訳だけでやると面白いけど一本調子になりそうなんだよなあ
林子平とか高山彦九郎も絡めてくれればいいんだが 昔潮版の1巻読んだ時はピンとこなくてやめちゃったけど
リイド社の復刻版は区切りよく収録されてて読みやすかった このスレをきっかけに雲竜奔馬がマンガZEROで無料で読めるのみつけた。 中学一年の時に出会ってから30余年・・・
ついに映像化か・・・
長かったなぁ
しかし、連載終了はいつのことやらw >>37
君のレスを見てホッとしたのは俺だけかもしれん 関ヶ原のところから大河ドラマとしてずっとやればいいんだよ
いくらでもネタはあるだろ 風雲児たちって知らなかったけど、めちゃ評判いいね
さっそく全巻セットポチった >>97
ありすぎて五年連続くらいでやらないと追いつかない >>12
最初は潮で横山三国志と並んで連載してた
横山お亡くなりになり雑誌潰れたあと
さいとうたかをの鬼平連載してる雑誌に拾われた >>100
雲龍で5年くらいのロスがあるのが悔やまれる。 >>98
ファンとして御礼申し上げる。
周りの人にもオススメくだされ。 シリアスでもいいからドラマ化して欲しかったやつだわ
まさかギャグ付きで観られるとは >>61
三谷は稽古中に役者の全てを知ってあてがきする
ヨシヒコのひとは、制作費安い映画ばかりなので有名な人が使えなかった >>36
みなもと太郎のレ・ミゼラブルって、そんなに簡単に手に入るのか・・
絶版かと思ってた。
最終ページで涙でてくんだよね。
馬の後ろ姿がいい
ホモホモ7懐かしいな アマゾンで気軽に買えたはず
とりあえず映画公開時は >>105
まだ禁門の変までたどり着けてない・・・
戊辰戦争?それおいしいの? あれ? おかしいな
三国志か水滸伝での宣伝では坂本龍馬っぽい人物が描かれてたんだが リンコピンさんとか彦九郎とかコウカンまではやらないのか
腐分けの爺を誰がやるのかが非常に気になる
「じああ〜ん!」て出てきて
「数人を解きたり〜!」って言って欲しい
史実田沼は美男だったらしいがみなもと田沼は顔の長い爺さんだから草刈正男ってなんかなあ…
あと前野はもっとオッサンじゃないと
それと原作の方はまだ新選組出ないのか
これ土方歳三が五稜郭で戦死した明治2年で終わる予定だったんだろ これヒットしたら次は光太夫一行の話をやってほしい
もちろん大河枠で 沖田総司って出てきたっけ。
予定していた顔を吉田松蔭で使っちゃったから、どうするのかなと気になってるんだが。 この夏買い込んで読書中
古い作品だと思ってたから斬首の時に「マミってる」なんてギャグが出てきて目が点になった コーダユはあの違法ラッコ漁のオッサンが
「ウラァ〜ズトラーストヴィーチェブッチュ〜!」ってやるとこはしっかりやってくれ >>74
このあいだのホリエモンのロケット。
あさりさんも主要メンバーなのに、あんまり話題になってなくて残念。 >>115
いきなりの「みんなきゅうべえに騙されてる!」
「艦隊これくしょん」にはコンビニで立ち読みしてて変な声が出た。 >>113
大河ドラマ枠としては 伊能忠敬かジョン万次郎がいいなぁ
ジョン万次郎の場合、放送枠が2年ぐらい必要かもしれんが >>13
>>16
全く揉めていなかった訳ではない
『風雲児たち』の連載を編集部の意向で一旦中断になり、
坂本龍馬主人公の漫画を連載させられた事もあった こりゃ期待しちゃうわ。
蘭学編だったら短くて済むしね。 良沢、玄白、源内って事は、多分土用丑の日のエピ映像化はやりそう
個人的にはヤマコーは源内より定信のイメージだな 三谷幸喜が脚本家の道に入るきっかけになった「天下御免」テイストになるのかな みなもと太郎のトークショーで本人が話してたが
「僕は歴史知らないんです、だから本を読んで知った感動を
ダイレクトに漫画に出来るから続いてる」って言ってて驚いた
あと「吉田松陰が死んでショックを受けた」って言ってたのが印象に残ってる 確かにNHKでは潮出版社や聖教新聞社のスポンサーが取れないな。
放送終了後には民音通じて割引販売、5点買ったら啓蒙活動へ。 現在はリイド社なんだから、潮出版社は関係ないだろ
リイド社の時代劇漫画では『ブシメシ!』もNHKでドラマ化
されていたな 5つ星のうち 4.0 マンガ史的には既知の事ばかりだがマンガ史入門書としては十分。作者らしい「大河」スタイル。欲を言えば図解が欲しかった。, 2017/8/21
Amazon.co.jp: 岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RL4B6KCQ7VCLW/ 「風雲児たち」でお馴染み、先ごろ画業50周年を迎えられたマンガ家みなもと太郎がマンガ史研究家である事はよく知られているが、
本作は「入門書」を、それも小学校高学年から中学生辺りを対象としたスタイルとなっている。
どういうことかと言えば語り口調が終始「です・ます」調で何と言うか「おじいちゃん先生」が幼さの残る生徒たちに
奥の深い学問の世界を噛み砕いて語って聞かせる様な、そんな雰囲気の一冊。
……なので、いわゆる大塚英志やオタキング岡田斗司夫あたりが絡んだマンガ誌マニア向けの著作を既に読まれている方には
知識レベルで言えば「いまさら、こんな事」となるので回れ右して別の資料を漁る事をお勧めする。
が、上にも書いた様に「入門書」として読めばこれは170ページという限られた頁数にお子ちゃま向けのデカい活字(フリガナ付き)で
書かれた作品としてはちょっと驚くぐらいによく纏められている。
序章は前近代の日本漫画文化紹介というオーソドックスな構成だが、てっきり鳥獣戯画あたりから入るのかと思っていたら
いきなり円山応挙の犬の絵を持ち出して今や日本初の世界共通語「kawaii」に結び付けるので「お?」となった。
こういう意表の突き方は作者らしいというか… 入門書とはいえ凝り固まった世間的「常識」を崩すだけのパワーは十分すぎるぐらいに持っている。
とはいえ、のっけから「神様」手塚治虫の神話を打ち崩しに掛かるのには「おいおい」となるかと。
終戦を16歳で迎えた手塚治虫の出生年代を出生を免れ、かつ戦後すぐに活動を始められた「奇跡のタイミング」としたうえで
戦時体制の物資不足の中で家にフィルム映写機があり、漫画マニアの両親が戦前のマンガを収集していた事で
フィルムを手に取って眺める「フレーム割り」の知識を反則に近い形で学べた手塚の「恵まれ過ぎた環境」に触れ、
手塚にとって「漫画は本妻、アニメは愛人」であり本当にやりたいのはアニメだけど、お金がかかり過ぎるからマンガを描いた事を明かし
世間が勝手に作り上げた「マンガの神様」の虚像をあっさり叩き壊す辺りは権威を崩すことを恐れない作者の信条が伝わってくる。
この「手塚神話」の破壊は終盤の「W3事件」の顛末と、パクリ・パクられの問題も含めて徹底しているので
反抗期を迎えた世代の読者を対象として書いておられるのだなあ、という事はいやでも分かってくる。
「神話崩し」は手塚だけにとどまらず、藤子不二雄にも及ぶ、まさか「オバケのQ太郎」の作画が石ノ森章太郎の手助け無しに
成立しなかったという事まで触れるとか… ここから当然「トキワ荘」に話を繋げるのかなー、と思っていたけど話をすぐにそっちへは持って行かず
50年代前半に関西を始めとした地方で貸本漫画を主体に活動していた、その後の劇画作家たちへと焦点を合わせるのは
実に「風雲児たち」チックと言わざるを得ない。
何と言うか本作はやたらと「取りあえずこの話はここで一旦打ち切りで、続きはまた後で」が多いのである。
「何じゃそりゃ」と思う人も多いかと思うが、小生は実に「あ、これこそみなもと太郎だ」と思ったりもする。
最近でこそやたらと延々薩摩ばかりクローズアップしていたりもするが、初期の寛政期あたりのスタイルを思い出してみよう。
江戸の城下で前野良沢らが必死で「ターヘルアナトミア」を訳しているを描いたと思えば
江戸城内で繰り広げられる田沼親子と松平定信(とその黒幕の一橋家)の暗闘を描き、
北海道をえっちらおっちら探索する最上徳内や銅版画に挑む司馬江漢の苦闘を追い、
日本のどこをほっつき歩いているか分からない林子平や高山彦九郎の様子をちょいと挿入したら
一気にカメラを海外に向けてアリューシャン列島からシベリアへと流されていく大黒屋光太夫一行をピックアップする…
最終的には(潮版16巻あたり)で全ての流れが合流するまでに様々な群像を描くスタイルが特徴となっていたかと。 一人一人は雨粒の様な小さい存在でもそれがやがて小川に注ぎ、小川が合流して太い流れとなり、やがて海へと辿り着く
「人間関係」の奇跡的な繋がりを丹念に追う事で歴史を描く真の「大河ドラマ」を描き続けてきたみなもと太郎以外の誰にこれが出来る?
本作でもその傍流とも言える関西劇画グループの末子とも言える川崎のぼるが「巨人の星」を産み出し、
最終章の出遅れたマガジンがサンデーをひっくり返す流れに繋げてあるのだから堪らない。
やはり傍流を本流と違って切り捨てても構わない取るに足らない存在として粗略に取り扱わず丹念に追い大河に合流させる
みなもと太郎スタイルは素晴らしい。
しかもその傍流のまた傍流とでも呼ぶべき、ちばてつやラインを伏線として匂わせた上で
「次巻で『巨人の星』以上に凄いのが登場するよー」と繋がているのだから小憎らしいほどに「引き」が強い。
単なる資料としてだけでなく「読み物」としての楽しさもしっかりと追求するのが作者なんだよなあ… 惜しいのはこれだけ詳しい解説を更に分かり易くする「図解」が無かった事か。
特に劇画特有の「野球で一球投げる時間」におけるリアルな時間の流れとは異なった「体感時間」であったり、
ちばてつや独特の「生活描写」あたりの解説は図解を用いれば、より分かり易くなったと思うのだが。
小中学生あたりを対象とした著作である事を考えれば「字ばっかり」よりはウケも良くなったと思うし。
画業50周年パーティーに集まった顔ぶれを考えれば「手に入らない資料」も「クリアするのが難しい権利の問題」も
そうそう無かったと思うのだけれども。
ともあれ、70歳前後の、まさに小中学生から見れば「おじいちゃん」年代となったみなもと太郎が
その積み上げてきた「マンガ史研究」を惜しげもなく、しかもこの上もなく分かり易く噛み砕いて聞かせる
入門書としては本作は間違いなく傑作と言うべき出来となっている。
全4巻構想らしいので、是非次巻以降も追っていきたい「分かり易くて面白い」マンガ的魅力に溢れた一冊である。 5つ星のうち 4.0 マンガ史的には既知の事ばかりだがマンガ史入門書としては十分。作者らしい「大河」スタイル。欲を言えば図解が欲しかった。, 2017/8/21
Amazon.co.jp: 岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RL4B6KCQ7VCLW/ 三谷幸喜の持ち味は大河よりは
こういうくだけたモノの方が発揮されそう なんで三谷幸喜なんて
クソつまらんヤツに書かせるんだろな
業界内のしがらみ? >>140
みなもとも三谷もお前には言われたくはなかろうよ >>120
出淵裕が今でも漫画描いてれば、そういうネタやったかもしれないんだよな・・・ >>127
自分は織田信長が本能寺で戦死したときショック受けた
てっきり天下取るものだと思ってたから 歴史ギャグでか…
『竜馬におまかせ』みたいにヒドい出来にならないか心配 「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」 >>120
艦これパロなのにイギリスの軍艦に扮しているのはガルパンのダージリンとオレンジペコなんだよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています