大洗町の商業施設「大洗リゾートアウトレット」に入居していた県産品販売の「大洗まいわい市場」と、
町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の関連グッズ販売の「大洗ガルパンギャラリー」が、
町内の仮設店舗で二十七日から営業を始めることが分かった。

まいわい市場とガルパンギャラリーは、町外からも客が訪れる人気スポットだったが、
警備体制を巡ってリゾートアウトレットを運営する「八ケ岳モールマネージメント」と対立、三月七日に休業した。
同十日、いったん営業を再開したものの、同三十一日に閉店して施設を退去した。

その後、施設と道路を挟んだ向かい側の県有地を借り受け、大型連休前の再開に向けてプレハブの店舗を建設している。
両店を合わせた店舗面積は約四百四十平方メートルと、閉店前の半分ほどで、扱う商品も半数程度に減らすという。

まいわい市場とガルパンギャラリーを運営する「Oaraiクリエイティブマネジメント」の常盤良彦社長(46)によると、
生鮮食品の生産者らは退去、移転に理解を示しているという。
土地の使用許可は七月七日までで、その後は町内の別の場所に移転してリニューアルオープンする予定だ。

常盤社長は
「急な判断で生産者、出品者、お客、ガルパンファンの方々にご心配をおかけした。
 茨城をPRできるよう、心機一転頑張っていく」と意気込みを語った。

写真:建設が進められている「まいわい市場」の仮設店舗
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201704/images/PK2017041902100055_size0.jpg

以下ソース:東京新聞 2017年4月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201704/CK2017041902000159.html