フェミの人って、よっぽど差別問題が解決されると困るようでw

2021年(令和3年)3月4日付大阪本社
息子が見せた 男女差別への対応     塾講師 仲野 智子(栃木県 41)

 「ジェンダー」という言葉を大学生の時、社会学の講義で知った。知らず知らずのうちに「性的役割」が
頭に植え込まれていることを学んだ。女児の物にはピンク、男児には蒼が多用されている。洗濯洗剤のC
Mに出るのはほぼ女性。学校の書類に母が父の名前を記入する。そんな事柄に疑問も抱かずに生きてきた。
 気づいてから私は、「わきまえない女」になった。意見を言えば「我が強い」と返され、「それはセクハラ
だ」と言えば「気にしすぎだ」と言われた。男尊女卑と受け止められる父の発言には真っ向から対抗。母が、
私を止める役割だった。彼女は「わきまえている」、いや「わきまえさせられてきた」世代だからである。
 今年のお正月、父が「女の子は結婚すればいいんだから」と12歳の息子の前で言った。彼は間髪入れず
「じいじ、それは男女差別です」と言って、その場を立ち去った。
 そうか、事実だけを突きつけ、父の意見を聞き入れない態度を取るのは新しい戦い方だ。社会も人も、
変わるのには時間がかかる。だから私も息子のように淡々と、そして冷静に、事実だけを示していこう。「○○
さん、それは男女差別です」と。