2021年1月29日(金) 朝日新聞名古屋本社 声
今こそ日韓関係の改善期待する   大学准教授 金木正夫 (米国 61)

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が徴用工や慰安婦問題を巡り、日韓関係改善に向けて
発言したことを歓迎します。私は25年間の在米生活で、同じアジア人として韓国人とも助け合って
きました。祖父が日本軍に殺されたという韓国人の知人もいます。

 「韓国はいつまで過去のことを言い続けるのか」という人の気持ちもわかります。しかし、韓国の
人たちが、戦争は完全には終わっていないと感じるのには理由があります。

 まず慰安婦や徴用工だった方たちが存命です。国際社会も韓国の主張に理解を示しています。
また、日本による韓国併合がなければ朝鮮半島の分断もなかった、と韓国の人たちが考えるのも
無理はないでしょう。

 彼らにとって戦争が完全に過去のことになるのは、南北の平和的統一が実現し、日本社会から
在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチなどが消えたような時かもしれません。

 日韓関係悪化で利益を感じる可能性があるのは北朝鮮や中国、ロシアではないでしょうか。
日米韓の同盟を重視する米バイデン政権誕生を追い風に、日韓両国民の友好は無論、安全
保障の上からも、日韓関係改善へ冷静で現実的な検討を望みます。

========
 全く久しぶりに突っ込みどころ満載の投稿です。うれしいなあ!
 私としては、些細な点に一つだけ突っ込み。
>祖父が日本軍に殺されたという韓国人の知人もいます。
 祖父が5才の時に日本軍に殺された、というような話だったらぜひ聞きたいですね。